自炊した電子書籍（PDFファイル）をKindleで読むには

時代は書籍をそのままで読む人と、デジタル化して読む人と二分化されてきています。しかし、一度読んだ本を書籍として保管するには、部屋に書棚を設置しなければなりません。これは広い部屋の人には可能なことですが、スペースが限られている人には現実的な物ではありません。

中には中古として古本屋へ売りに出してしまう方もいるかもしれないですが、それだともう一度読み直したくなったときに買い直すか、図書館で本を借りるかするしか無くなってしまいます。そう言うことを考えるとデジタル化する事で、書籍をコンパクトにすることができ、更にいつでも読めるようにすることもできるので有効な手段と言えるのではないでしょうか。

その中で、いわゆる自炊と呼ばれる行為はご存じですか？この自炊ですが、ご自身のパソコンとスキャナーを接続して、書籍をスキャンしJPGフォーマットで保存したり、PDFフォーマットで保存をする行為を指しています。スキャンする画質などが、スキャナーの能力にもよりますが、付属ソフトでPDFファイルとして取り込むことができる物が一般的です。自炊は案外大変な作業になります。

自炊するために本を裁断するか、立体スキャナーのような高価な物を用意するかして、スキャンした結果が実際の本としてしっかり読める状態にしなければなりません。

一般的な自炊後の保存はPDFファイルですが、付属のPDFソフトが独自の物であった場合などPDFの圧縮率を調節することでせっかく取り込んだ画像が潰れてしまうことがあります。

お気に入りの本をスキャンして、PDFファイルに変換したのに思っていたよりも画質が悪く、やり直しをするなんて事があるととても手間ですね。また、スキャン後、PDF化した書籍をどのようにして読むかも、考えなければなりません。パソコンではわざわざ本を読むために立ち上げるのは面倒ですし、スマホでは画面が小さくて読みづらいですね。そのようなときには、amazonが販売しているKindleはいかがでしょうか。OSはandroidをベースにしたオリジナルの物ですが、PDFファイルを読み込ませて文庫本を読むように持ち運ぶには持ってこいの大きさです。

KindleではPDFファイルを読ためには、追加でアプリをインストールする必要がありますが、それはストアですぐに入手できます。それよりも、自炊したときに作成したPDFファイルの容量は確認されましたか？もしも100MBを超えるような大型なファイルになってしまっていたら、是非とも「PDF elment」を使って画像・文字を潰すことなく綺麗に圧縮して頂きたいと思います。

サイズが小さくなれば、それだけたくさんのデジタル書籍を持ち出せますし、実際に読む時も軽快に動きます。

自炊後の後処理に、「PDF elment For Mac」を是非とも利用してみてください。