洗練された、スタイリッシュなデザイン。多彩なアプリケーション。高性能なカメラ。PCとのシームレスな連携。と言えばAppleのiPhoneですよね。ガラケーからスマホの時代を切り開き、日本では持っていない人を探すのが難しいような人気が続いています。
毎年新機種が発表されていますから、そろそろiPhone7の登場が気になっている頃でしょう。ネットの情報筋によると、次期iPhoneは新色の追加やチップの改良、ディスプレイの強化、感圧タッチセンサーなどが搭載される見通しだとのことです。ある噂では、Apple社が防水機能の特許を取得したそうで、待望の防水iPhoneが実現するかもしれません。
今回は、iPhone(アイフォン7/6S)に防水機能を備えることについての是非を考えたいと思います。
電子機器は精密機械ですから、水や湿気に弱いのは当然です。しかし、ユーザーは性能の良さと防水の両立を期待します。
確かに、防水のスマホは利用できるシーンが多いのです。プールサイドやお風呂で使ったり、雨の日も水滴がつくことを気にしなくて良かったりします。池などに予期せぬ落下をしても、故障する可能性は低くなります。
これだけのニーズがあるのに、なぜアップルはiPhoneを防水化しなかったのでしょうか?
私が推察するに、デザイン性に極限までこだわっていたからだと思います。防水機能を備えるには、内部に水が入ることを防ぐため、ボタンやスピーカーなどの部分の隙間をなくさなければいけません。そして、防水にするとどうしても本体が厚くなってしまいます。防水機能などなくても、十分他社製品と戦えるiPhoneブランドがあると自負していたのでしょう。
ところが、ここ数年で状況は変化しています。他社も次々とスマホを開発し、デザイン性の高い機種を発売するようになったことで、デザインにおけるiPhoneの優位性が以前ほどではなくなりました。アプリの品揃えも遜色ありません。また、一部の機種で発火するなどの事故が発生し、安全性も疑問視されることがしばしばあります。
様々な情報を総合して考えると、防水仕様のiPhoneが誕生するかはAppleの判断に委ねられると思います。
防水機能を搭載することで、今までiPhoneを高く評価していても、防水でないことから他社製品に流れていたユーザーを取り込み、更なるシェア拡大を目指すのか。
それとも、独自の路線を貫き、防水機能を追加する時間や費用があるのなら、革新的なインターフェースやOS開発に費やしたいと考えるか。どちらの判断を下すか、今後の動きから目が離せません。
簡単にiPhoneのデータを取り戻せます!
加藤清明
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