削除したファイルを復元させようとゴミ箱の中を見ると、そのファイルが見当たらない、なんてことはないでしょうか。削除したはずのファイルがゴミ箱にないと、復元することができず困りますよね。特にwindows7などではゴミ箱の自動削除もデフォルトでは設定されていないので、ゴミ箱に削除したファイルがないことに疑問を持つ方も多いかと思います。
今回は、そんな削除したファイルがゴミ箱に入っていないときの原因と、その対処法についてまとめました。
PC上で「削除」をするとすぐに完全に消されてしまうわけではなく、ゴミ箱へと移動します。現実でも同じことが言えます。不要になった書類はゴミ箱へ捨てますが、ゴミが収集されるまでそのゴミ箱には存在します。なので、ファイルを削除してもすぐにPCから消えてなくなるわけではありません。
ファイルを削除するとゴミ箱に入ります。もし誤って削除してしまったときなどはゴミ箱を確認してみてください。ゴミ箱内からは元の場所へ簡単に復元することができます。
削除の仕方によってはゴミ箱を経由せず、完全に消えてしまうことがあります。削除したはずのファイルがゴミ箱にないときは、PCから消えてしまっている可能性が高いです。
ショートカットキーの「Shift」+「Delete」でファイルを削除した場合、ゴミ箱に移動せずそのまま削除されてしまいます。ショートカットは便利な機能ですが、削除に関して注意して使用した方がよいかもしれません。
デフォルトでは、消去したファイルはゴミ箱に入るようになっていますが、何かしらの影響でゴミ箱を経由せず削除されてしまう設定になっている可能性もあります。ゴミ箱のアイコンを右クリックし「プロパティ」から「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」という項目にチェックが入っていないか確認してみてください。
ゴミ箱の容量を超える大きなデータはゴミ箱に入れることができないので、そのまま削除されます。ゴミ箱のプロパティからゴミ箱の容量を確認・変更ができるので、気になる方は見てみてください。
ゴミ箱が定期的に自動で削除されるように設定されている場合、すでに消去されてしまった可能性があります。自動削除のタイミング等はユーザーで変更することができますが、初期設定のままだと30日で完全に消去されてしまいます。
データの保存を外部で行っている場合、設定によってそのファイルはゴミ箱に入らず直接消去されることがあります。
ゴミ箱に削除したはずのファイルがないときは、完全に消去されている可能性が高いです。バックアップをとっていれば問題ありませんが、もういらないだろうというファイルのバックアップはなかなか残っていませんよね。
どうしてもファイルを取り戻したいというときは、専用のデータ復元ソフトを利用することが早くて簡単です。復元ソフトの「Recoverit」(リカバリット)なら、ゴミ箱を経由せず消去されてしまったファイルも、元の場所から復元させることができます。PCの奥までしっかりスキャンをし、消去し見えなくなっているデータを復活させてくれます。復元ソフトと聞くと難しい操作をしなければいけないというイメージを持つ方もいるかと思います。「Recoverit」はとても扱いやすく、簡単な3ステップで復元を完了するので、ユーザーは複雑な操作をすることがありません。
ファイルを誤って削除してしまったら、こういった復元ソフトで素早く救出した方がよいかと思います。
「Recoverit」をインストールして、メイン画面から「ごみ箱」を選択します。また、「ごみ箱」のスキャンが自動的に始まります。
スキャンが完了できましたら、ごみ箱に復元したいファイルを選択して、復元ボタンをクリックします。
保存するためパスを選択して、また「復元」ボタンをクリックし、ゴミ箱にないファイルの復元が開始します。
「正常に復元しました」画面が表示され、復元が完了できます。
削除の仕方やゴミ箱の設定によって、ファイルがゴミ箱を経由せず、すぐに消えてしまうということはよく起きます。後から復元しようとして、ゴミ箱になかったという事態を避けるために、まずはゴミ箱の設定などを確認しておいた方がよいでしょう。
また、ゴミ箱に入らずそのまま消去されてしまったファイルを復元させたいときは、データ復元ソフトの「Recoverit – 強力なゴミ箱復元ソフト」の利用をおすすめします。「Recoverit」には無料ダウンロード版があるので、一度触って使い心地を試してみるのもよいかと思います。データ復元は思っているよりもずっと簡単に行えます。ぜひ復元ソフトを活用してみてください。
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