自宅でも職場でも、パソコンを使う頻度はとても高くなっています。それゆえ、パソコンの操作に慣れていなくても、仕事上使わない場合も増えています。パソコンに不慣れな方がデータを扱っていると、不用意にデータを上書きしてしまうケースがあります。ただ閲覧しようとしただけなのに、保存ボタンをクリックしてしまったがゆえに、上書きされてしまうということです。このようなことは、例えパソコンをよく扱っている人でもあります。
閲覧のみのファイルならそのようなことはないですが、ワードやエクセルのように、閲覧者がデータを書き換えることができるファイルならば、ちょっと手が滑った際にいつのまにかデータが上書きされてしまうことがあります。その場合、何が上書きされたのかわかればいいのですが、変更点が不明な場合は困ります。重要なファイルならなおさらで、とにかく元通りにしなくてはいけません。こうなってしまった場合、個人の記憶や何らかのバックアップをたどっていくしか方法がないと考えられがちですが、実は復旧用のソフトを使うことで、簡単に元通りに復元できてしまうのです。今回は、その一例として便利なソフトを紹介していきます。
不用意に上書きされてしまったデータを復元するために使用するのが、『Recoverit』です。このソフトは、誰でも簡単に復旧できる仕様となっています。では、どのようにしてRecoveritを使うのでしょうか。こちらのソフトの使用方法を簡単に説明していきます。
どのようなソフトなのか現段階では不明なら、一度お試し版を使ってみて、よさそうだったら購入してみてはいかがでしょうか。Recoveritのダウンロードが完了したら、いよいよ復旧作業に入っていきます。
このステップは可視化されているので、特にパソコンの知識がなくても、見た目で判断できますので、何も身構える必要はなく、誰でも使えるようになっています。
スキャンが完了できましたら、「了解」をクリックします。
復元したいファイルを選択して、保存先を指定して、「復元」をクリックすればファイルの復旧作業が完了です。ファイルを保存する際は、必ずパソコンやUSBメモリなどの別のドライブを指定します。
以上で、復旧の作業は完了ですが、とても簡単に進めることができることが分かるでしょう。パソコン初心者にとって、気になるところは、ソフトを使いこなせるかどうかです。しかし、見てわかるように、復旧までの流れがとても簡単なのです。
今回は、データ上書きについての復旧について取り上げましたが、このソフトでは、復旧に関する他のサービスも提供されています。ですから、復旧に関しては、このソフトがあればほとんどのことに対応できると考えていいでしょう。
ただし、あまりソフトに頼るのではなく、データの管理は徹底して行わなければいけません。個人が使用の際に常にバックアップをとっておくのは有効な手段です。デジタルに関する意識をより高めていき、予防をしておくことが、最も重要なのです。
中島直人
編集長
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