2014年9月9日、米アップル社が新型となるiPhone6とiPhone6 Plusを発表しました。およそ2年に一度フルモデルチェンジをしており、今回のiPhone6はiPhone5以来の大幅な変更となります。どんな製品に仕上がったのでしょうか?見た目や大きさから新機能まで詳報します。
まず、外観が大型化されました。ディスプレイとフレームの継ぎ目がなくなり(シームレス)、美しい見た目です。ディスプレイサイズは6が4.7インチ、Plusが5.5インチです。カラーは5Sと同じ3種類ですが、容量がそれぞれ16GB、64GB、128GBから選ぶことができます。
iPhone6には、注目の新機能が6つあります。
1VoLTEの導入
VoLTEはVoice over LTEの略で、LTE方式を利用して、音声通話をデータ通信として提供する技術のことです。技術的な難しいことはさておき、今までよりクリアな通話を楽しむことができます。ドコモの一部の端末ではすでに利用可能となっているようです。音声が聞き取りにくいから電波の良いところで電話し直す、なんてこともなくなるかもしれません。
2カメラ機能の強化
カメラの有効画素数は据え置きですが、人の顔認識が向上し、オートフォーカスの精度が良くなりました。また、デジカメでおなじみの手ぶれ補正機能が追加されています。Plusの方が光学式の手ぶれ補正を搭載しているので、カメラ機能にこだわる人はこちらがオススメです。ビデオ撮影には、タイムラプスモードが新たに加わり、撮影の楽しみが広がりました。
3予測変換の進化
文章を入力している時に、次に入力する内容を予測してくれる予測変換が賢くなり、以前より入力にかける時間が短縮できそうです。一般に聞き慣れない単語などはすぐに変換できないことが多く不便を感じましたから、これで改善されるといいですね。
4メッセージで音声、ビデオ、地図の投稿が可能に
歴代のiPhoneを使ってきた人なら一度は使ったことがあるであろうメッセージ。今まではテキストと画像のやり取りしかできませんでしたが、ついに音声とビデオ、地図に対応しました!入力が煩わしい時にボイスメールを送ったり、相手に待ち合わせ場所を伝える時に、文章ではなく地図で教えたりすることが可能です。
5ヘルスケアとApplePay
ヘルスケアとApplePayは新登場ですが、どちらも便利なものです。ヘルスケアアプリは、さまざまな記録を取ることで自分の健康管理に役立てることができます。腕に装着して使うApple Watchと連携して使えます。ApplePayはNFC(非接触無線通信)技術を利用した電子支払サービスで、お手持ちのクレジットカードを登録して使用します。最初はアメリカのみで利用可能とのことですが、順次拡大していくでしょう。
中島直人
編集長
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