パソコンや、iPhone等のAppleデバイスを利用していると、よく耳にする言葉として『バックアップ』があると思います。『バックアップの作成』とか『バックアップから復元』とか、聞いたことがありませんか？
『バックアップ』、英語に直すと『Backup』。普段何気無く使っている単語の一つですが、あなたはその意味を正しく理解していますか？『バックアップ』という言葉を辞書で調べてみたところ、『コンピューターで扱うデータやプログラムの破壊・紛失に備え、あらかじめ複製をとっておくこと。複製そのものをバックアップと呼ぶこともある。』とありました。
つまり、『バックアップの作成』とは、予備の複製ファイルを作成すること、という意味で、『バックアップから復元』とは、予備の複製ファイルを利用してパソコンやデバイスの状態を元に戻すこと、という意味なんですね。
iPhone等のAppleデバイスを利用しているとよく聞く単語に、『iCloudバックアップ』というものもあります。これは、『iCloud』というApple社が提供しているインターネット上のサーバに、あなたのiPhoneの予備の複製ファイルを作成する、という意味です。
では次に、『どうやってiCloudにバックアップを作成すればいいのか？』について説明します。iCloudのサービスが提供開始されてから、既に長い時間が経過していますが、未だに『操作がよくわからないから使ったことがない』という方が多数いらっしゃるようです。これではとても勿体無い！
iCloudにバックアップを作成するには、デバイスのホーム画面から『設定』→『iCloud』→『バックアップ』をタップして開きます。そして『iCloudバックアップ』をオンにします。これで、１日１回デバイスがWiFiに接続時、自動でiCloudにバックアップを作成するように設定が出来ました。
１日１回の自動ではなく、任意でバックアップを作成したい場合は、『今すぐバックアップを作成』をタップします。すると、現時点でデバイスに保存されているファイルや設定などのデータのバックアップが作成されます。
作成したバックアップを使用する場合はどうしたらいいんでしょうか？その場合は、まずホーム画面から『設定』→『一般』→『リセット』を開き、『すべてのコンテンツと設定を消去』をタップします。すると、デバイスの状態は初期状態になります。
初期状態になったデバイスを起動すると、デバイスの初期設定を行う画面が表示されます。
この初期設定で、『iCloudバックアップから復元』という項目を選択しましょう。
するとデバイスの画面には、いつ作成したバックアップを使用するのか選択する画面が現れますから、ここから必要なバックアップを選択してタップします。これで作成したバックアップを使用することが出来ます。
注意したいのは、iCloudにバックアップを作成するには、デバイスがWiFiに接続されていないといけない、ということ。普段WiFiとデバイスを接続させる機会の少ない方は、いくら設定をちゃんと行ってあっても、バックアップは作成されないので注意しましょう。
利点
iCloudに作成するバックアップの他に、iTunesでもデバイスのバックアップを作成することが出来ます。
欠点
わたしは、普段はiCloudに自動でバックアップ作成をして、iTunesでも月に１回程度バックアップ作成をするようにしています。
利点
インターネットに接続する必要が無い点や、iCloudで作成するバックアップと比べて、iTunesで作成するバックアップの方がより詳細な複製データを作成出来るというメリットもあります。
欠点
iTunesでバックアップを作成する場合、USBケーブルでパソコンとデバイスを接続させなければならない、という面倒臭さはあります 。
iCloudで作成するバックアップとiTunesのバックアップ、どちらも一長一短ありますが、必要に応じて使い分けられるといいですね。
渡辺純子
編集
0 Comment(s)