MacでSDカードを初期化する方法

MacユーザーがSDカードを譲り受けたり、誰かにあげる時に注意することがあります。SDカードを消去するだけでは、データが完全に消えておらず個人情報の流出などをしてしまうこともあるのです。復元ツールなどを使えば、通常のフォーマットを行なった場合でも元あった写真などを取り戻すということができてしまうので注意が必要です。

1.SDカードを譲る場合には

Macを愛用している方で、使っているSDカードが要らなくなって他の人に譲るというケースはよくあります。安全に破棄したいという方もいることでしょう。SDカードに大事なデータや写真を入れていたという方は、データが流出しないように完全にデータを消去し、初期化する必要があります。また、誤ってデータを削除されてしまった時にも復元することが可能ですので、Macユーザーの方は覚えておくと便利です。一度消去や復元方法を知っておくことで悪意あるユーザーにデータを取られるということを防ぐことができます。

2.初期化するのが必要な理由

通常のフォーマットを実行すると、一見データは消えたようにみえます。早く消去できるセキュリティオプションからのデータ消去は、完全には消去されておらず特殊な復元アプリケーションを使うことでデータを元に戻すことができてしまいます。ご自身が使う分には、消去ボタンだけでも構わないのですが、他者に譲る際にはしっかりとしたフォーマットが必要です。操作の完了には、半日から1日程度の時間がかかってくるので手間はかかりますが、確実に情報を消すことが可能ですのでこちらの方法がお勧めです。

3.データを消す方法とは

Macでは、情報を消すのにも様々な方法があります。安全性の高い方法はいくつかありますが、セキュリティオプションとしてディスク全体にゼロ消去を一度行い、全体を上書きするものがあります。フォーマット時間が短く済むので急いでいる場合にもお勧めです。DOE準拠の上書きを3回すると先ほどのものよりさらに安全性を確実に消去ができます。最も確実な方法は、上書きを7回行う方法です。最も安全ですが、作業を終えるまでにかかる時間は短くても半日、1日以上かかってくるので注意が必要です。

4.Recoveritでファイルを取り戻す方法

誤って消してしまった大切な写真や電子メールの情報などを元に戻す方法があります。「Recoverit」を使えば、Macのクラッシュやアップグレード時やウイルスの感染などで大切な写真や情報を失っても安全かつ確実に取り戻すことができるのです。文書や音楽、SDカードなどサポート範囲も広いので安心して利用することができます。利用方法は簡単で、ソフトウェアをダウンロードして実行させるだけの手軽さです。購入はインターネットから簡単にできますので、困った時でもすぐに対応することができます。

システムラッシュ後の紛失データを復元する手順

Step 1:ソフトを起動して、復元したいデータの元場所をクリックします。

Step 2:「開始」をクリックします。

Step 3:USBまたはハードディスクを挿入して、「開始」をクリックします。

Step 4:初期化しますので、画面で「フォーマット」をクリックします。

Step 5:「ドライブを初期化中」を表示しています。

ウィルスによる消えたデータ復元する手順

Step 1:ソフトを起動して、復元したいデータの元場所を選択します。

Step 2:デバイスを選択して、「開始」をクリックし、ディスクをスキャンします。

Step 3:スキャンが完了しましたら、「了解」をクリックします。

Step 4:ファイルタイプを選択して、「復元」ボタンをクリックします。

Step 5:保存するためパスを選択して、「保存」ボタンをクリックし、データを復元します。

5.譲渡や無くした情報がある時には

Macユーザーで大切な情報を思わぬことから失ってしまったりSDカードを他人に譲渡する際には適切な手順を踏むことで、確実に情報の流出を防いだり失くした情報を取り戻すことができます。慌てずに安全性の高い方法をとって、悪意のある第三者に大切な情報が渡らないように消去をしていきましょう。万が一アップデートやウイルス感染でパソコンの中身が消えてしまったという場合には、復元できるソフトウエアがありますので安心してください。そういう時には慌てずに最適な方法を取るようにしましょう。

まとめ

消すボタンを押せば安全に情報を消去できると考えていた方でも、それは確実な方法ではありません。上書き処理を繰り返すことでようやく確実に消去することができるのです。復元する際には、特殊なソフトウェアがあるのでそれを利用することで、誤ってパソコンの中身が消えてしまったという場合にも対応することができます。