48. グラインドハウス(2007)・アメリカ
本作は「プラネット・テラー(Planet Terror)」と「デス・プルーフ(Death Proof)」、2つの独立ストーリ-で構成しています。「グラインドハウス(Grindhouse)」は映画世界において、エクスプロイテーション映画やB級映画などを2、3本連続上映していたアメリカの映画館のことを指します。本作はグラインドハウスに敬意を表すために、B級映画を模倣したが、監督と制作はB級ではありません、超S級です!なんと、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ、ロブ・ゾンビ、エドガー・ライト、イーライ・ロス、五人の大手監督を集めていました。
ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノはトロント国際映画祭で出会いました。間もなく、早く合えばよかったと思った二人の名監督は親友になりました。そして、ある日、若い頃B級映画に夢中になった二人の天才はグラインドハウスのような映画を作るを決めました。それは「グラインドハウス」でした。
金髪碧眼のナース、黒髪のセクシーガール、血まみれのシーン、ゾンビの群れ…B級映画によくあるパターンが本作に集めてます。また、もうなくなったグラインドハウスのように、映画と映画の間に他のB級映画の予告を放送するため、ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノはロブ・ゾンビ、エドガー・ライト、イーライ・ロスを頼んで、フェイクのホラー映画予告を3つ作りました。(ロバート・ロドリゲスも1本作りましたので、合計4つの予告です。)
監督は大スターであるこの映画にて、有名な俳優もいっぱいあります。それでは、内容をちょいと紹介いたします。
「プラネット・テラー(Planet Terror)」
監督:ロバート・ロドリゲス
テキサス州のある夜、1つの小町はゾンビの群れに襲われました。ストリッパーであるチェリーは仲間と組んで自らを救おうとしました。ゾンビ軍団と戦うため、彼女たちは残暴な「悪魔」になりました…
「デス・プルーフ(Death Proof)」
監督:クエンティン・タランティーノ
スタントマンのマイケルは刺激より、変態殺人鬼になりました。カレは毎晩のように、高速道路に近いモテルやバーに通って、若い美女をナンパします。カレの目的はセクスではなく、美女たちの命でした。そして、マイケルは今夜も狩りに出かけました…
映画予告:
「マチェーテ(Machete)」
監督:ロバート・ロドリゲス
元々、フェイクの予告でしたが、「グラインドハウス」公開後、本編も制作しました。そして、2010年にて公開されました。
「ナチ親衛隊の狼女(Werewolf Women of the SS)」
監督:ロブ・ゾンビ
「Don't/ドント(Don’t)」
監督:エドガー・ライト
「感謝際(Thanksgiving)」
監督:イーライ・ロス
公開の順番:
予告編(マチェーテ)→本編(プラネット・テラー)→予告編(ナチ親衛隊の狼女)→予告編(Don't/ドント)→予告編(感謝祭)→本編(デス・プルーフ)
また、カナダなど国の一部の劇場で、2011年公開された「ホーボー・ウィズ・ショットガン(Hobo with a Shotgun)」の予告編も「グラインドハウス」最後に入りました。
超S級の偽・B級映画「グラインドハウス」は間違いなく時代を超えるクラシックな一作です。ホラー映画ファンの宴とも言えるのでしょう。
加藤清明
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