音ハメ動画
YouTubeなどのSNS上では動画作成・編集アプリの普及により、音ハメ動画が多数投稿され、若者の間で人気を集めています。音ハメ動画は動きのある被写体に上手く合わせることで、視聴者に印象づける効果もあります。例えば、人間や動物以外にVtuberに登場するアバターに合わせた音ハメ動画を見かけることもあるでしょう。この記事では、音ハメ動画の簡単な作り方について解説します。
Part1：音ハメ動画の概要
ダンスや運動などの動く映像に好きな音楽をはめ込み、被写体の動きに合わせて編集した動画のことを「音ハメ動画」と言います。音ハメを使うことで、音楽のリズムや歌の曲調に合わせて動画の背景やエフェクトの動きに緩急をつけることができるでしょう。普通に編集された動画に比べてカッコよくオシャレに仕上がることもあり、動画を印象づけることにもつながります。ただ、編集にはコツが必要で、なかなか難しいように感じる人もいるでしょう。そのため、ハメ動画の作り方や編集テクニックについての手順を確認することが大切です。
Part2：ハイライトクリップを集める
Step1.PVに使いたいクリップを集めて、別アングルからの後撮りの動画素材を録画していきます。
Step2.初めと盛り上がり部分やPVの終わりに使うためのハイライトクリップは残し、PVの中間部分は残りのクリップを使うようにします。
Step3.クリップの長さなどを調整し、音楽の尺とあわせてながら、編集のタイムラインに置いていきます。
Part3：音楽を選択する
ここでは、映像のテーマにあった音楽を無料で利用できるアプリ「CapCut」から、音楽を選択する方法をご紹介します。
Step1.メニューバーから「オーディオ」または「音声を追加」をタップします。
Step2.「楽曲」をタップ、任意のテーマから曲の一覧を確認し、視聴します。
Step3.気に入った曲の右側の「＋」のアイコンをタップすると、選択された音楽が映像に挿入されます。
Part4：音ハメ動画の編集テクニック
最新バージョン登場！Filmora （フィモーラ）
- トランジション、エフェクト、エレメント、動画結合、動画カット、動画テロップ挿入
- BGM編集、雑音除去、キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成
- キーフレーム、モーショングトラック、オーディオダッキング、カラーマッチ
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
音ハメ動画を作成する
ビート検出
ビート検出を使うことで、音ハメが効率的に編集できます。ここでは、「Filmora」でビート検出を行う方法をご紹介します。
Step1.ビート検出したい音声オブジェクトをクリック→ [ビート検出]をクリックします。
Step2.検出が完了した音声をタイムラインにドラッグ・ドロップします。
Step3.オーディオオブジェクトにビートのマーカーが付いたら、マーカーを目印に映像を合わせます。BGMのビートが自動的検出されます。
クリップトリミング
ここでは、タイムラインに配置したクリップをウィンドウで確認しながら微調整できるトリミング機能について、ショートカットキーを使う方法で説明します。
Step1.トリミングしたいクリップを選びます。
Step2.トリミングしたい位置にタイムラインカーソルを移動します。
Step3.キーボードを押してトリミング（キーボードの「N」でIn点からタイムラインカーソルまで、「M」でタイムラインカーソルからOut点までをトリミング）します。
トランジション
つなぎ合わせただけの動画では、シーンが急に切り替わって不自然な印象を与えやすいです。その際、動画と動画のつなぎ目を自然にするために必要な「トランジション」という変種機能が必要になります。ここでは、「Premiere Pro」で2つのクリップ間にトランジションを適用する方法を紹介します。
Step1.トランジションを適用する前に、クリップをトリミングします。
Step2.ウィンドウ／エフェクトを選択します。
Step3.使用するトランジションを含むビンを展開します。
Step4.2つのクリップ間にトランジションを配置します。
オーディオを活用
動画の収録では映像とともに音もきちんと拾っていく必要があります。 また、音の編集の場合、簡単に切ったり貼ったりできる訳ではないため、スピーカー・ヘッドフォンなどオーディオ環境がきちんとしていると作業がしやすくなり、クオリティーの高いものが仕上がるでしょう。ここでは、「Premiere」と「Audition」を使ってオーディオファイルのノイズを減らす簡単な方法をご紹介します。
Step1.クリップをクリックし、Adobe Auditionでクリップの編集をクリックします。
Step2.会話のないクリップのセクションから「効果」→ 「ノイズリダクション/復元」→「 ノイズプリントキャプチャ」をクリックします。
Step3.タイムラインの何もない場所から「効果」→「ノイズリダクション/復元」→「 ノイズリダクション」で、適用をクリックします。
Step4.クリップ全体が表示されたら、「Command」→「S」で保存します。
簡単に音ハメ動画の編集ができるソフトを活用しよう
音ハメ動画を取り入れることで動画の仕上がりに影響を与え、視聴者にさまざまな印象を残すことができます。ただ、音ハメ動画については編集が難しくて取り入れにくいといったイメージがあり、導入を避ける人もいるでしょう。最近ではソフトを利用することで簡単に音ハメ動画を編集できるようになっていますので、ぜひ試してみてください。
