PCに接続したUSBメモリーにあるはずのファイルが見当たらない、なんてことはないでしょうか。データの容量を確認してもファイルは存在しているのに、見つからない。そんなときはファイルが非表示になっていることがあります。
今回はこの非表示のファイル、つまり隠しファイルの非表示状態を解除する方法をまとめました。
パート1 隠しファイル・フォルダとは?USBメモリー内の隠しファイルが非表示になる原因
隠しファイルとは通常の状態では表示されないようになっているファイルのことです。ファイルはその場所に存在はしていますが他の人から見られないよう非表示になっています。たとえば、必要なシステムのファイルをユーザーが誤って削除しないように隠した状態にする、などの利用がされています。
隠しファイルやフォルダができる原因としては、以下のものが考えられます。
- 重要なデータであるとPCが判断したとき隠しファイルとなることがある
- ウイルスに感染しファイルが見えなくなってしまっている
- 予期せぬトラブルが起きファイルが破損したが、特殊な拡張子で復元されそのまま隠しフォルダに隔離されてしまっている
パート2 USBメモリー内の隠しファイルを表示する方法4選
★(1)エクスプローラーから表示設定を変更する方法
<Windows 10/8.1/8の場合>
- 「エクスプローラー」を起動する
- 接続しているUSBメモリーの表示タブを選択して開く
- 「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」にチェックを入れる
<Windows 7/Vista/XPの場合>
- 以下の操作を行う
- Windows 7/Vista:「コンピューター」を開き、「整理タブ」から「フォルダと検索のオプション」を選択
- Windows XP:「スタート」から「マイコンピュータ」を選択し、「ツール」から「フォルダオプション」を選択
- 「表示」タブをクリックする
- 以下を選択する
- 「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」(Windows 7)
- 「すべてのファイルとフォルダを表示する」(Windows Vista/XP)
- 「登録されている拡張子は表示しない」のチェックする
- 「OK」をクリックする
★(2)コマンドプロンプトのdirコマンドで隠しファイルを表示させる方法
- 「スタート」メニューで、「cmd」と入力し検索する
- 表示された検索結果の「cmd」を右クリックし「管理者として実行」を選択し開く
- 「dir X: /a:h /b /s」と入力しEnterキーを押す(Xは、隠しファイルを表示したい保存先のドライブの文字なので場合によって変更してください)
- 「exit」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを終了する
★(3)コマンドプロンプトのattribコマンドで隠しファイルを表示させる方法
- 「スタート」メニューで、「cmd」と入力し検索する
- 表示された検索結果の「cmd」を右クリックし「管理者として実行」を選択し開く
- 「attrib -h -r -s /s /d X:¥*.*」と入力してEnterキーを押す(Xは、隠しファイルを表示したい保存先のドライブの文字なので場合によって変更してください)
- 「exit」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを終了する
★(4)データ復元ソフトを使用してUSBメモリー内の隠しファイルを復元する方法
隠しファイルが表示されるよう設定したにも関わらず、表示されないという場合、USBメモリー内からファイル自体が削除されている可能性があります。そんなときはデータ復元ソフトを利用し、USBメモリーのデータを復旧させる必要があります。
「Recoverit」(リカバリット)なら、消えてしまい見えなくなったデータファイルも復元させることができます。一見USBメモリーからデータが消えてなくなってしまったように見えますが、実際は内部に残っていることがほとんどです。「Recoverit」はしっかりとUSBメモリー内をスキャンするので、奥に眠ってしまっているデータを見つけ出し修復してくれます。
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3ステップだけで復元可能
以下は「Recoverit」でUSBメモリー内の隠しファイルを復元する手順。
ステップ1 隠しファイルが非表示なるUSBメモリーをスキャンします。
「Recoverit」をダウンロードして、隠しファイルが非表示なるUSBメモリーを選択します。「開始」をクリックして、選択した場所のスキャンが始まります。
※注意:「Recoverit」を起動する前に、USBメモリーをパソコンに接続する必要があります。認識または検出できることを確認してください
ステップ2 USBメモリー内の消えた隠しファイルを選択します。
スキャンが完了できましたら、USBメモリー内の消えた隠しファイルを選択して、復元ボタンをクリックします。
ステップ3 USBメモリー内の消えた隠しファイルを復元します。
保存先を選択して、また「復元」ボタンをクリックし、USBメモリー内の消えた隠しファイルの復元が開始します。
「正常に復元しました」画面が表示され、USBデバイスのデータの復元が完了できます。
まとめ:USBメモリー内の隠しファイルが見つからないときはファイルの破損かもしれない
隠しファイルをうまく利用して操作ミスによるファイル削除や、プライバシーに関する表示対策を取ることができます。特にPC起動に必要なシステムファイルを誤って削除してしまう、なんてトラブルを未然に防ぐにはとても有効なものとなっています。
もし大切なファイルが隠しファイルとして隠されているのではなく、破損または消去されていた場合はデータ復元の専用ソフトでファイルを修復してみてください。「Recoverit – 強力なUSB復元ソフト」なら簡単な操作で復元することができる使いやすい復元ソフトです。無料の体験版も公開されているので一度試してみてはいかがでしょうか。
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