USBメモリー書き込み禁止が発生してしまったときにはどう対応したら良いかわからずに悩みがちです。普段から起こるトラブルではないので困ってしまった人も多いでしょう。USBメモリー書き込み禁止が起こったら元に戻すことはできるのでしょうか。
この記事では書き込み禁止になったときにできる対処法について詳しく紹介します。また、USBメモリー書き込み禁止を解除するために、フォーマットした時のデータ復元ヒントも紹介してください。
USBメモリー書き込み禁止とは、USBメモリーのデータを入れようとしてもロックされてしまっていてエラーになってしまう症状です。データを入れたいのに入れられなくて困ってしまうことになりますが、簡単に解除できる場合もあります。原因としてはUSBメモリーにロック機能があって、何かの拍子でオンになってしまった場合が典型的です。また、USBメモリー本体のディスクが破損してしまっていたり、レジストリの設定が書き換わってしまったりして書き込めなくなっている場合もあります。
USBメモリー書き込み禁止になってしまったときに解除する方法は原因によって異なります。上で説明したよくある原因に応じてどのような対処方法があるのかを紹介します。具体的な手順も載せてあるので参考にして解除を試みてみて下さい。
ロック機能があるUSBメモリーを使用していてスイッチがオンになっているときには簡単に対処できます。
・ USBメモリーのスイッチの状態を確認します。
・ スイッチがオンになっている場合にはオフに切り替えます。
レジストリが何らかの原因で書き換えられてしまった場合には、レジストリを手動で書き換えて元通りに書き込めるようにするのが解決策です。
・ レジストリエディターを起動します。
・ ツリー表示されている左側のフォルダから、以下のフォルダを開きます。
コンピューター名¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥StorageDevicePolicies
・ 右側のリストから「writeprotect」を選んでダブルクリックします。
・ 「値のデータ」が「1」になっていたら「0」に変更してOKボタンを押します。
USBメモリー書き込み禁止になっている原因がディスクの破損の場合にはもう壊れて使えない可能性もあります。しかし、認識されているようであればフォーマットすれば使えるようになるでしょう。ただし、フォーマットするとデータが消えてしまうので注意が必要です。USBメモリー書き込み禁止になっていても読み出せるならバックアップを取っておきましょう。以下のように操作をすればUSBメモリーはフォーマットできます。
・ エクスプローラーの「デバイスとドライブ」からフォーマットしたいUSBドライブを選択します。
・ ウィンドウ上部にある「ドライブツール」を選択します。
・ 表示されたツールバーの中から「フォーマット」をクリックします。
・ ボリュームラベルなどの設定を自由に変更し、「開始」をクリックします。
USBメモリー書き込み禁止のトラブルが発生してフォーマットをしたときにバックアップを取り忘れてしまって困ってしまうこともあるでしょう。あるいは書き込み禁止を解除したときに、容量も足りないことに気付いてついでにフォーマットしてしまうかもしれません。この際に失われたファイルを取り戻したいと思ったら、 「Recoverit(リカバリット)」 を使用しましょう。
RecoveritはハードディスクだけでなくUSBメモリーからもデータ復元ができる万能なソフトです。手軽な操作でフォーマットされたディスクのデータも抽出できるので試してみましょう。
メインん画面からフォーマットしたUSBを選択して、「開始」をクリックして、フォーマットしたUSBのデータをスキャンし始めます。
フォーマットしたUSBのスキャンが完了できましたら、復元したいデータを選択して、復元ボタンをクリックします。
保存するためパスを選択して、また「復元」ボタンをクリックし、データの復元が開始します。
「正常に復元しました」画面が表示され、復元が完了できます。
USBメモリー書き込み禁止になったときにはロック機能を解除するか、レジストリを書き換えれば元通りに使える場合がほとんどなので焦らずに対応しましょう。フォーマットが必要になるとうっかり重要なデータを失ってしまうこともあります。その際にはRecoveritを使えばデータを復元できるので、データが消えて困ったときには「Recoverit – 強力なUSB復元ソフト」を活用しましょう。
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