インターネット技術が発展した現代では、様々な動画や映像を日常生活やビジネスでも使用する機会が増えてきました。しかし、それらの動画を使用した資料の動画再生が必ずしもうまくいくとは限りません。何らかの理由によって動画を再生できない可能性もあるので、動画再生ができない原因と対処法を知っておくことが重要です。
パワーポイントに埋め込んだ動画再生不良について紹介します。「Recoverit」を利用して再生できないパワーポイントに埋め込んだ動画を修復する方法も紹介します。
ビジネスなどのプレゼンでも大いに利用するパワーポイントは、動画を埋め込みすることができます。
このパワーポイントに埋め込んだ動画が再生できない原因はいくつかありますが、そのひとつがパワーポイントに対応していない動画形式で埋め込みを行っているというものです。パワーポイントに対応している動画形式は、mp4ビデオファイルをはじめ、ムービーファイル、Adobe Flashメディア、Windows Mediaビデオ、そしてWindowsビデオなので、これ以外だと再生できないでしょう。
また、画面描画の負荷が大きいというのも理由の一つとなります。動画が重すぎると、パワーポイントのスライドショーの中でパソコンで再生できる容量を超えてしまうので、再生できません。
パワーポイントに埋め込んだ動画が再生できない場合の対処法はいくつかあります。複数のアプローチを試してみてください。
方法1 パワーポイント対応の動画形式に変える
パワーポイントの動画形式に対応していない場合には、対応している動画形式に変換することで再生可能となります。
・ 無料で動画変換をすることができるソフトをダウンロード
・ 再生したい動画を選び変換作業を行う
方法2 パワーポイントのグラフィックの詳細設定を変更
画面描写の負荷を軽減することで再生できるようになります。
・ パワーポイント画面のファイルから「オプション」を選択
・ 詳細設定から「スライド ショー実行中はハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする」にチェックを入れる
方法3 パソコンのグラフィック設定を変更
パワーポイントの設定ではなく、パソコン本体でグラフィック設定を変えて、画面描写の負荷を軽減しても対処可能です。パソコンの機種によって操作が異なることもあるので調べるとよいでしょう。
・ 「スタート」をクリックして「コントロールパネル」を選択し「デスクトップのカスタマイズ」「個人設定」「画面の設定」「詳細設定」を選択
・ 「トラブルシューティング」をクリックし「設定の変更」を選択
・ 「ハードウェアアクセラレータ」のつまみを1まで減らし「OK」をクリック
・ パソコンを再起動
方法4 動画ファイルをハイパーリンクの設定にする
動画を埋め込むのではなく、パソコンなどに保存した動画とリンクさせることで再生できます。
・ スライド内に新規オブジェクトを挿入
・ オブジェクトの上で右クリックをして「ハイパーリンク」を選択
・ 「ハイパーリンクの挿入」で保存された動画を選択して「OK」をクリック
方法5 Windows Media Player のコントロールを使用する
・ 「パワーポイントのオプション」をクリックして「基本設定」をクリック
・ 「基本オプション」から「開発」をクリック
・ 「コントロールの選択」から「Windows Media Player」をクリック
・ Windows Media Playerのオブジェクトを右クリックして「プロパティ」を選択
・ URLボックスから動画を選ぶ
方法6 互換性のあるCODECで動画ファイルを再圧縮
パワーポイントでは互換性のあるCODECで圧縮された動画のみ再生できます。
・ 「スタート」から「Windows ムービーメーカー」を選択
・ 「メディアの読み込み」をし、動画の読み込みを行う
・ 「コレクション」から「ストリーボード」へドラッグ
・ 「ムービーの発行」をクリックして、コンピューターを選択し、「ムービーの選択」で「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」を選択して発行
・ ムービーを保存して終了
そもそも動画が破損していると、パワーポイントの埋め込み動画は再生できません。そのような場合には、動画修復を行うことが必要です。動画修復ソフトは様々ありますが、そのひとつとしてデータ復元ソフト「Recoverit(リカバリット)」は有力です。
「Recoverit」は破損した動画ファイルを修復するだけでなく、そして失われたファイルや削除されたファイルを復元することができます。ドライブの問題やウイルスの攻撃、またはパソコンのクラッシュなど多種多様な理由で壊れたファイルも復元可能です。復元できるデータの種類も数多く、動画や音楽だけではなく、写真にドキュメントなど1000種類を超えるタイプとフォーマットに対応しています。
「Recoverit」を使って動画を修復する手順が安全かつ簡単です。それから、パワーポイントに埋め込んだ動画をできるようになる修復手順を紹介します。
「Recoverit」をインストールします。メイン画面が立ち上がったら、「ビデオ修復」を選択して、「開始」ボタンをクリックしましょう。
「追加」ボタンまたは「ビデオを追加して修復を開始する」ボックスをクリックして、修復したい動画を選択します。
再生できない動画を追加が完了したら、「修復」ボタンをクリックしましょう。このボタンをクリックしたら、動画の修復が開始されます。
修復すると、破損した動画と同じ形式でもう一度作ることが出来ます。こちらで動画を修復したあと、再度動画投稿をしてみましょう。
パワーポイントの動画は、画面描写の負荷が大きかったり、動画の形式が対応していなかったり、動画データが破損していたりすると動画が埋め込まれていたとしても再生することができません。動画形式の変換をはじめ、様々な対処法がありますが、動画データが破損している場合には動画修復のソフトを使用するとよいでしょう。
「Recoverit – 強力な動画修復ソフト」を活用して、動画をうまく活用してください。
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