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消したRawファイルを再生できる?消えたデータをRecoveritで復元しよう!
「Recoverit」(リカバリット)があれば、簡単な手順でゴミ箱から削除したファイルを復元できます。
とりあえず、ダウンロードしてみましょう!
画像や動画、音声などの生のデータであるRawファイルを、間違って消してしまったり、作業中にトラブルが起きて破損させてしまい慌ててしまうケースは比較的多く見られます。簡単に撮り直しができる物なら大きな問題とはなりませんが、旅行中の写真などのかけがえのない物だと大変です。
今回はそんな消えたり破損したRawファイルを復元する方法について解説します。
デジカメの種類にもよりますが、写真などをよく取る人は大量のRawファイルを管理することになります。そのファイル管理の過程で失敗したRawファイルを削除したと思ったのに、実は残す予定だった大事なRawファイルを消してしまうという経験は多くの人が経験しているようです。
通常であれば諦めるしか無い状態ですが、実はHDDなどに保存されているデータは削除されても完全にデータが消滅したわけではないのです。そのため特別なソフトを使うことで削除したデータを再び復元することもできますし、場合によっては破損したファイルと表示されているものでも再生させることが可能になります。
Rawファイルとは生のデータファイルであり、言わば素材の状態と言えます。
私達が普段見ているファイルは例えば画像であればjpegやpngなどというファイル形式になっていますが、これらはRawファイルに発色の調整やコントラスト調整などが行われた後の状態の画像ファイルなのです。
こうした調整によりRawだと見えない暗い部分が明るく見やすくなったり、白っぽく濁ったような色合いの部分がハッキリとした彩度で色鮮やかに見えるようになります。
またRawファイルから他の画像形式に加工することでファイルのデータ量も小さくなるのでたくさん保存しておけるようにもなります。しかしその反面Rawから他の画像形式に変更すると、色の情報のいくつかが省略されて無くなります。
Rawファイルはデータを省略せずすべての情報を保持したままになっているので、デジカメなどではまずRawファイルとして撮影し、その後それぞれ適切な画像形式に加工してデータ量等を抑える構造になっています。
実際に「Recoverit」(リカバリット)を使って、削除してしまったデータの復元を行う方法を3ステップでまとめていきます。Recoveritをインストールした後に以下の手順に従って操作してみましょう。
Recoveritをダブルクリックして立ち上げると、まずは破損または削除してしまったファイルがどこにあったのかを聞かれます。「ゴミ箱」や「デスクトップ」または「フォルダ」などのある程度場所を絞ることができればファイルの検索が素早く済みますが、覚えがない場合はドライブ毎の指定でも大丈夫なので指定し、右下の「開始」を押します。
復元できるファイルの検索画面になるので、復元ファイルのスキャンが済むまでしばらく待ちましょう。
スキャンが終わると画面に復元可能な画像ファイルなどの一覧が表示されます。クリックするとプレビューで見ることもできるので、目的のファイルを選んでいき、「復元」ボタンを押すと保存場所を指定して復元することができます。
削除してしまったRawファイルでもRecoveritでならファイル復元は可能ですが、削除してから時間が開いてしまうと復元不可能になる危険性が上がってしまいます。大事なファイルを削除してしまったと気づいた時にはまず真っ先にRecoveritをインストールし、目的のファイルがまだ復元可能かどうか確かめてみるようにしましょう。
Rawファイルなどはファイル名が数字の羅列だけでわかりにくい事も多いですが、Recoveritであればファイルの内容をプレビューで表示できるので、じっくり中身を見ながら確認することができ、PCの複雑な操作などに慣れていなくても安心して復元作業が行えるでしょう。
「Recoverit - 強力なRAWファイル復元ソフト」(リカバリット)はRawファイルだけに限らず、動画や写真、テキストファイルなど様々なファイルの復元が可能です。仕事でPCを使っていると扱うファイルの量も増えて間違った削除もしてしまいがちです。
そんな誤削除に気づいた時はRecoveritでなんとかなることを覚えておけば、いざというときにも落ち着いて対応する事ができるので、Recoveritを転ばぬ先の杖としてPCにインストールしておくのも良いでしょう。
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