自分で撮影した動画やテレビ番組をパソコンに取り込んだ際に、マイクロソフト社が開発したWMVファイルで保存をする事があります。動画データはパソコン用のプレイヤーソフトで再生をすることができますが、そのままではAV機器で視聴することができません。高解像度の動画を大画面のテレビで視聴をしたい場合には、ブルーレイディスクに焼く方法があります。
ブルーレイディスクはDVDと比べて書き込むことができるデータ量が多く、通常のテレビ放送よりも高解像度の動画を記録することが可能です。そのため、解像度の高いWMV動画を劣化させずに大画面のテレビで視聴したい場合に便利です。
1枚のディスクに書き込むことができるデータが25GB・50GB・100GBと非常に大きいので、高解像度で長時間の動画でも1枚のディスクに記録することができます。自分で撮影したり録画したテレビ番組の動画をパソコンに保存している場合などであれば、光学メディアに焼いてテレビでも視聴することができるようにしておいた方が便利です。専用のプレイヤーソフトをインストールしておけば、パソコンでも動画を観ることができます。
普通のDVDを利用すると1枚あたり4.3GBしか書き込むことができないので、数時間程度の動画でも多くのディスクが必要になります。ブルーレイディスクは長時間の動画をコンパクトに保管しておきたい場合にも、非常に便利です。
動画ファイルの状態であれば、パソコンやスマホ・タブレットなどのコンピュータでしか再生をすることができません。AV機器で再生可能なDVDやブルーレイディスクに書き込みをする場合には、オーサリング処理を行う必要があります。無料のオーサリングソフトが配布されているので、このようなツールを利用することができます。
ブルーレイ用のオーサリングソフトで有名なのは、multiAVCHDです。これは海外製のフリーソフトで、変換作業のみを行うことができます。オーサリング後のデータは、ライティングソフトを利用してディスクに書き込みを行う必要があります。データをディスクに書き込む場合には、BurnAware Freeというフリーソフトを利用すると便利です。
フリーソフトを利用して動画ファイルをオーサリング処理してディスクに焼けば、ソフトのライセンス料が無料で済みます。ただし、無料のオーサリングソフトを操作するためには動画ファイルやパソコンについての専門的な知識が必要です。これに加えて海外製のソフトを利用しなければならないので、英語の画面を操作するかインストール後に日本語化の処理しておかなければなりません。
multiAVCHDにはメニューの編集機能も備えていますが、日本語を入力すると文字化けする場合があるので注意が必要です。
WMV形式で保存されている動画データからブルーレイに焼いてAV機器で再生をする場合には、有料のツールを利用する方が良いでしょう。DVD Memory for Windowsを利用すれば、コンピュータやAV機器の規格についての専門的な知識を持たない方でも簡単にブルーレイを作成することができます。
DVD Memory for Windowsの使い方は非常に簡単で、ソフトを起動するとメニュー画面が表示されるので、「Blu-rayディスク(BDMV)を作成」を選択します。
次に表示される画面の点線内に元の動画ファイルをドラッグ&ドロップして開きます。
必要であれば動画を編集することができます。
最後に「作成」タブをクリックしてからドライブに空のメディアをセットして、「作成」ボタンをクリックすればオーサリングと書き込み作業が開始します。
DVD Memory for Windowsはオーサリングと書き込みの両方の機能を備えているので、初めての方でも簡単にブルーレイディスクを作成することができます。
ブルーレイディスクを作成する際にフリーソフトを利用することもできます。ただしフリーソフトは海外製のソフトを操作しなければならず、初めての方には難易度が高いのでおすすめできません。操作方法が簡単で専門的な知識を必要としないDVD Memory for Windowsを利用した方が、短時間かつ確実にブルーレイディスクに書き込みができるのでおすすめです。
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