動画ファイルはどのようなパソコンやデバイスでも見られるわけではありません。その拡張子のファイルが開けるソフトがインストールされているか、デバイス自体が動画ファイルに対応している必要があります。拡張子は、ファイル名の最後についているmovやmp4などの記号のことです。今回は、MKVファイルをApple TV用に変換する方法を中心に解説していきます。
MKVとは動画フォーマットであるMatroska Videoの略称で、この動画につく拡張子の名前でもあります。Matroskaはロシアの人形のマトリョーシカからきているそうです。映像、音声、字幕などのデータを格納するコンテナになっています。音声ファイルの場合は、MKA(Matroska Audio File)となります。
Apple TVは、iPadやiPhoneを手がけるアップルが開発したセットトップボックスです。無線あるいは有線で様々なビデオコンテンツをiTunesを経由して流せるほか、iPhoneなどのデバイスをAir play機能でつなぐこともできます。Air play機能を利用すると、アップルデバイスに保存されている写真や動画、プレゼン資料などをリビングのテレビで見ることができます。Apple TVは見た目もシンプルで表面には、一切ボタンがありません。電源コードとHDMIケーブルを接続するだけで配線は完了です。有料ではありますが、これさえあれば、1080p の高画質で映画をレンタルしたり、メジャーリーグ中継まで楽しむことができます。
さて、MKVファイルをApple TVで再生するためには互換性のある形式に変換しなければいけません。
そのために、動画の変換ソフトが必要なのですが、iSkysoftの「究極動画音楽変換 for Mac」が便利です。
現在利用されているほぼすべての形式に対応していますし、その変換スピードが魅力です。どんな動画も30倍速での変換が可能です。120分の映画も、約4分で終えてしまいます。
変換のやり方はいたって簡単です。まず、「究極動画音楽変換」を立ち上げます(あらかじめインストールしておく必要あり)。次に、変換したい動画を保存先から探し出し、インポートします。この時、目当ての動画がインポートされているか確認しましょう。これで準備OKです。変換後の出力先をApple TVに変更したら、変換開始ボタンをクリックします。変換はすぐに終わりますが、テレビを見たり、読書したりして待っていましょう。しばらくして画面を見たら、終わっているはずです。この後の楽しみ方は、あなた次第です。
田中摩子
編集
0 Comment(s)