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スマホを誤って落としてしまい、画面割れになってしまったなんて経験がある人も多いのではないでしょうか。スマホ本体については修理に出したり、ちょうど良いタイミングだから新しいものに機種変更をしようなんて場合もあるかと思います。しかし問題はデータですよね。本体を修理する場合でも機種変更をする場合でも、スマホの中のデータが無事であることが肝心です。もしも本体を落とした衝撃でデータが消えてしまっていたらかなりショックですがご安心を。データを復元する方法をご紹介いたします。
お使いのスマホがiPhoneで、データのバックアップをiTunesに保存していれば例え画面割れになってしまったとしてもデータを復元するのは簡単です。データが消えてしまったiPhoneをパソコンに繋ぎ、iTunesを起動してバックアップデータから復元を選択していけばOKです。これでバックアップを取った日まで遡ってスマホのデータを復元できます。
では、Androidスマホの場合はどうでしょう。Androidでも消えてしまったデータを復元することは可能ですが、そのためには専用のソフトを使います。例えば「MobiSaver for Android Free」というソフトを使えば連絡先やメッセージ、写真、動画、音楽などを復元することができます。ただし、「MobiSaver for Android Free」の無料版では1起動につき1ファイルしか復元ず、起動の度に復元対象ファイルの読み込みを行うため、完全に無料で復元しようとするとかなり時間が掛かります。そこで、さらにオススメのソフトを紹介したいと思います。
Androidスマホのデータを復元するのにオススメなソフトは「iSkysoft Toolbox–Androidデータ復元」です。名前の通りAndoridスマホのデータを復元してくれるソフトなのですが、使い方はとても簡単です。無料体験版もあるので、以下の手順に沿ってぜひ試してみてください。主な作業はパソコン側で行うため、スマホが画面割れ状態でも復元作業は行なえます。
画面が割れてしまったスマホからデータを復元する方法
Step1.パソコンで「Androidデータ復元」を起動し、Androidスマホをパソコンに接続します。
Androidスマホ側で「USBデバック」を有効状態にします。USBデバックは通常どこにも表示されていない、Androidスマホの隠しコマンドのようなものになります。USBデバックにする方法はOSのバージョンによって若干異なりますので自分のバージョンに合った方法を調べてみてください。
一つ例を挙げると、「設定」→「デバイスについて」→「ビル不ど番号を7回タッチする」→「戻るボタンを押す」→「開発オプションが起動するので、USBデバックを選択する」という感じでデバイスをUSBデバックにしていきます。7回タッチして戻るボタンを押すなんて、通常なら絶対にやらないですよね。この辺りが隠しボタンっぽいと呼ばれる由縁です。
Step2.「Androidデータ復元」の画面で復元したいデータの種類を選択します。
全ての項目にチェックを押せば全てのデータをスキャンしてくれますが時間が掛かります。もし復元したいファイルの種類が明確なら、該当する項目のみにチェックを入れてデータをスキャンすればかなり時間を短縮することができます。
Step3.スキャンのモードを選択します。
Step4.復元したいデータのプレビューを確認し復元します。
「Androidデータ復元」の良いところは復元したいデータをプレビューで確認できる点です。特に写真や動画はプレビューを確認しながら本当に復元したいデータを選んで復元することができるため、無駄に復元してスマホが重くなるという事態を避けられます。
復元ボタンを押して完了。復元したいデータの確認が完了し、復元したいデータにチェックを付けたら、画面右下の「復元」ボタンを押せばデータが復元されます。手順はこれで完了になります。注意点としては復元中やスキャン中にパソコンとスマホの接続が切れないようにすることくらいでしょうか。
スマホのデータが消えてしまったとしても、現在ではデータ復元ソフトが充実しているため、慌てず冷静に対処しましょう。iPhoneではiTunesを使って気軽にバックアップを取ることができますが、Andoroidではそうもいかないため、保険として1つデータ復元ソフトをパソコンに入れておくと安心かもしれませんね。
渡辺純子
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