ショート動画の作り方【後編】
「ショート動画の作り方【前編】:YouTubeショート動画の作り方と投稿する方法」に引き続き、今回は後編をご紹介します。Filmoraチャンネルで実際に公開しているショート動画を例に、実践的な編集方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
*関連記事:YouTubeショート動画の作り方と投稿する方法
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- トランジション、エフェクト、エレメント、動画結合、動画カット、動画テロップ挿入
- BGM編集、雑音除去、キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成
- キーフレーム、モーショングトラック、オーディオダッキング、カラーマッチ
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
YouTubeショート動画の作り方|構成・テクニック
ショート動画の作り方:「15~30秒」にまとめる
YouTubeの公式ヘルプページでは、ショート動画の長さは「60秒」以内とされているので、時間尺を考えて動画を作成する必要があります。この動画は「約17秒」にまとまっているので、60秒よりもずいぶんと短くなっています。実は、60秒という時間尺は意外に長く、最後まで視聴してもらうことが難しいため、Filmoraチャンネルのショート動画の場合には、「15~30秒」で視聴できるようにコンパクトに編集しています。たとえば「60秒で解説」「60秒でチャレンジ」といったように、企画や演出意図がある動画であれば60秒の時間尺をフル活用しても最後まで見てくれる可能性が高まってくるので、動画の内容に応じて時間尺を調整することがポイントです。
ショート動画の作り方: 構成を考える
15~30秒のショート動画ですが、できるだけ最後まで見てもらえるように、まずは全体の構成を考えることが重要です。特に、最初の数秒は視聴者の関心をしっかりと掴むために「具体的な内容を見せる」「インパクトのある動きを付ける」という2つのポイントに注意するとよいでしょう。また、動画を構成するカットごとの使いどころは、素材をよく確認して印象に残りやすいよう「画の動きが大きいところ」を選ぶようにするのがオススメです。さらにBGMも重要で、アップテンポで楽しくなる楽曲を選んで、音に合わせた編集にするとリズム感がよく、楽しさが倍増します。BGMのクリップを右クリック > [ビート検出] してからタイムラインにドロップすると、ビートマーカーが表示されるようになるので、編集作業がしやすくなります。
ショート動画の作り方: 実践的テクニック:ダイナミックに動かす
ここからは、Filmoraのクリエーターがオススメのテクニックを交えながら解説していきます。気になったテクニックがあったら、ぜひ試してみてくださいね!
動画内で大きな動きを演出する
文字や画像にダイナミックな動きのトランザクションを追加することで、視聴者にインパクトを与えることができます。Filmoraの動画の冒頭では、トランジションの「ワープズーム6」をよく使用します。トランジションには、適用したクリップだけに影響するものと、画面全体に影響するものがあります。
また同様に、インパクトを演出するのに使えるのが「キーフレーム」です。キーフレームはタイムライン上で視覚的に確認しやすく、他のクリップに影響することがないので、状況に応じてトランジションとキーフレームを使い分けるとよいでしょう。
実践的テクニック:横画面をレイアウト
今回の例にあるショート動画の大部分は、ヨコ型の動画を拡大して使用しています。横画面をレイアウトするには以下のような方法があります。
- オートリフレームを使う
- 動画を拡大してキーフレームで動かす
- 必要な部分だけをクロップして再配置
また、画面全体をカバーできない場合に黒い部分が表示されてしまいますが、これを回避するにはブラー(背景)を活用してみてください。
ショート動画: 限定公開で確認
完成した動画はFilmoraから直接YouTubeにアップロードすることができます。このとき、いきなり公開するのではなく「限定公開」にして確認することをオススメします。限定公開したらスマホ版のYouTubeアプリでショート動画を確認。スマホの画面上に表示されるタイトルやボタンなどで画面が見づらくなっていないかチェックしましょう。多くの動画は、パソコンではなくスマホで視聴されていますので、一度はスマホで動画を確認しておくことがポイントです。ちなみに、YouTubeショート動画として作成した動画は、InstagramやTikTok、LINE公式アカウントでも投稿できますので、合わせて投稿してみるのもいいですね!