トランジションとは
言葉の直接的な意味としては「移り変わり」や「移行する」になります。動画編集においてのトランジションは、シーンの切り替わりや動画と動画の繋ぎの部分にエフェクトとして加えて繋ぎ目をスムーズに見せたり、インパクトを与えたり、様々な効果として使われます。
手法としては例えば、ページをめくるとシーンが切り替わる演出や、ズームイン・ズームアウトを使ったり、フェードイン・フェードアウトを使うなどの演出方法が見られます。他にも様々な手法があり、色々なシーンで使われていて、多くの映画や動画でお洒落でかっこいいトランジションを見ることができます。今回はこのトランジションについて詳しく見ていきたいと思います。
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Part1:トランジションの種類
#①:パントランジション
カメラを水平方向に振って撮影するテクニックで、カメラを振ることで、それまで映していた背景が被写体をとらえた瞬間に場所が変わる、という演出です。
#②:ロールトランジション
被写体を中心にカメラを回転させて撮影し、別の場所で同じように撮影して2つの動画を被写体の重なる部分でつなぎ合わせることにより、回転の途中で場面が切り替わる演出です。
#③:場面転換トランジション
被写体がフレーム一杯になるまでカメラを被写体にフォーカスし、同じフレームからズームアウトすると場面が切り替わる演出です。
Part2:動画トランジションをおしゃれにするエフェクトを紹介ー Filmstock
Filmstockには様々な種類のトランジションのパッケージがあります。シーンに合ったトランジションを即座に探せるのでとても便利です。
1)モーショントランジションパックVol1
・グルメ動画や料理動画に最適なトランジションのコレクション。
2)モーショントランジションパックVol2
・黒と白のデザインが特徴的なトランジションのコレクション。
3)モーショントランジションパックVol3
・様々な形状のカラフルなトランジションのコレクション。
4)モーショントランジションパックVol4
・カラフルなモーショントランジションのコレクション。
5)モーションバラエティーパックVol1
・絵文字やスライム、様々なシェイプ満載の色鮮やかなトランジション。
6)モーションバラエティーパックVol2
・太陽の光や星空などネイチャーエレメント満載のトランジション。
これらの他にも、エレメントやタイトルなどと一緒に動画のイメージごとに選別されたパッケージも沢山ありますし、トランジション単体でも探すことができますので、使いたい効果を見付けることができます。
Part3:スマホでも簡単にできるかっこいいトランジションの作り方
>> Step1.スマホによる2地点での撮影
- ・撮影する前に、スマホのビデオ撮影の設定を1080p HD/60fpsにしておきます。
- ・場所Aでの撮影は、最初に景色を撮影して撮影の最後でカメラを水平に右方向へ回転します。
- ・場所Bでは同じように左側から撮影し、右方向へ先ほどと同じ速度で水平に回転し被写体を捉えます。同じ速度で同じ向きに振るのがポイントです。
>> Step2.動画の編集
- ・撮影した2つの動画をFilmora Xにインポートします。
- ・タイムラインの同じレイヤーに2つの動画をドラッグ&ドロップで挿入します。この際に順番は場所Aが先に、Bが後になるようにします。
- ・場所Aの右に振る半分くらいのところでショートカットのCtrl+Bでカットします。
- ・場所Bはカメラを振る途中の半分くらいのところで同様にカットします。
- ・不要な部分を削除して残った部分を繋ぎます。
- ・プレビューで確認して完成です。
トランジションの効果は大きい
動画編集で繋ぎの部分の処理をどうするかによって、視聴者から見た時の動画の印象は大きく変わります。トランジションを使いスムーズに切り替わる動画を見ていると、自然と動画自体に集中して見ることができますが、何も処理されていないと、画面が唐突に切り替わる違和感だらけの動画になってしまい、その部分が気になって動画の内容に集中できなくなってしまいます。
トランジションの既存のパターンは数多くあり、人気のあるパターンは時々見かけることもありますが、そんな中でさり気なくシーンにピッタリとくるような、センス良く、おしゃれでカッコいいトランジションやエフェクトの付け方ができると、注目を集めるきっかけにもなります。
Filmora XとFilmstockを使うことで、汎用のトランジションやエフェクトであっても、アレンジをすることでカッコよくオリジナリティーのある編集ができますので試してみてくださいね。