アイズームトランジション
旅行のVLOGやミュージックビデオに使えるユニークなトランジションをお探しの場合、アイズームトランジションは最もよく使われるものの一つです。
クローズアップした瞳の中に映像が流れ出し、更にクローズアップして行き、最終的にその映像に切り替わるというもので、被写体が見ているシーンがメイン映像に切り替わる幻想的な演出のトランジションです。
瞳に入るトランジションの作り方をご紹介
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①、瞳に入るトランジションの作り方
瞳に映る映像が吸い込まれていくような、クールで幻想的なトランジションはどのように作ることができるのでしょうか、今回はFilmora Xを使用してこの演出の作り方をご紹介いたします。
②、アイズームトランジションとは
アイズームトランジションは瞳の中に吸い込まれていくように、次のクリップに移っていく演出です。
Step1.アイズームトランジションの作り方
>> アイズームトランジションを作るには目にすごくクローズアップすることが必要です。目のアップ映像を用意してタイムラインのトラック1にドラッグ&ドロップで追加します。トラック1のクリップをコピーしてトラック2に配置し、2つのクリップがぴったり並ぶようにします。
>> クリップを再生して、目が完全に開いている部分を見つけたら、そこからトランジションを開始します。場所を決めたら再生ヘッドをそこへ移動し、トラック2を右クリックしてフリーズ・フレームを追加を選択します。
>> フリーズ・フレームが始まる手前部分でトラック1のクリップをトリミングします。次にフリーズ・フレームを短くして、トラック1の終わり部分に合わせ、トラック2のビデオの前半部分はカットしてフリーズ・フレームだけを残します。
>> 2つのクリップの準備ができたら、今度は瞳孔にマスクを適用します。
③、マスキング機能での編集方法
Step1.瞳にマスクを追加します。
>> エフェクト→ユーティリティー→シェイプマスクをフリーズ・フレームにドラッグ&ドロップで追加し、クリップをダブルクリックして編集画面のビデオ→ビデオエフェクト→シェイプマスクで調整できます。
>> シェイプマスクの設定で、瞳孔の形に合うように位置を移動し、瞳孔だけが見えるように形を調整します。形が決まったらマスクの反転を選択し、フェザーを調整して境界線をぼかします。
Step2.トランジション後の映像を追加します。
>> 後半で使う映像をトラック1の、最初の映像のすぐ後ろに追加します。再生ヘッドをフリーズ・フレームの先頭に移動し、タイムラインのフリーズ・フレームをダブルクリックして編集画面を開きます。
>> アニメーション→カスタマイズで、キーフレームの設定が表示されるので、追加をクリックしてキーフレームを追加します。再生ヘッドを数フレーム右に移動し、もう一つキーフレームを追加して、スケールの数字を大きく、動きを加えるために回転の数値も少し変えます。
>> クリップを回転させると瞳孔の位置がずれるので、XとYの数値を変更して瞳の位置が中央になるように調整します。更に再生ヘッドを右に数フレーム移動し、3つ目のキーフレームを追加します。
>> このキーフレームで、スケール・回転・ポジションを調整して、瞳孔がフレーム全体を占めるようにします。再生して確認しながら、必要に応じてスピードを調整します。
Step3.更にスムーズになるように、デフォルトのトランジションを加えます。
>> 後で追加した映像を一度、右に移動して、フリーズ・フレームをコピーし、真下のトラックに貼り付けます。コピーしたフリーズ・フレームの長さを短くし、ビデオ設定のシェイプマスクのチェックを外します。
>> 移動した映像をコピーしたフリーズ・フレームのすぐ後ろに移動し、長さを合わせます。短いフリーズ・フレームと移動した映像の間にかかるように、トランジション→ベーシック→ディゾルブを追加して、長さを短めに調整します。
オリジナルトランジション
今回ご紹介したアイズームトランジションは実際に使うとかなりクールで効果の高い演出なのでチャレンジしてみてくださいね。また、Filmora Xの様々な機能を使うことでオリジナリティーの高いトランジションを作成することが可能なので色々と試してみてはいかがでしょうか。