動画タイムラプスについて
タイムラプスとは、「時間の経過」を意味する英語「time lapse」が語源です。数秒から数分のインターバルを設けて写真を撮影(タイムラプス撮影)し、それらの写真を連続でつなぎ合わせて動画にしたものをタイムラプス動画と呼びます。昔のパラパラ漫画のイメージです。
天候の変化、星の移動、芸術作品の制作風景などのタイムラプス動画を見たことがある方も多いのではないでしょうか。これまでは、専用の機材がないと撮影が困難でしたが、最近ではスマホなどでも専用のアプリを使えば簡単に撮影できるようになってきていますし、その編集もスマホのアプリやパソコンのソフトで誰でも思ったほか、簡単にできます。
ここでは、タイムラプス撮影におすすめのスマホアプリ8選と、PCソフトによる作成方法を紹介します。
Part1:タイムラプス撮影におすすめのスマホアプリ8選
タイムラプスは、長い時間を短い時間にギュッと圧縮させたような映像が撮れる魅力いっぱいの撮影方法です。
「タイムラプスの撮影には興味があるけど、専門的な機材が必要なので私には無理…」と思ってはいませんか?
実はタイムラプスの撮影は、スマホとアプリさえあれば、簡単に撮影できるんです。ここでは、誰でも簡単にタイムラプスの撮影ができるようになるおすすめのスマホアプリについて、詳しく紹介していきます。
①Lapse It
特徴:
「Lapse It」は、タイムラプス撮影だけでなく編集もできるアプリケーションです。撮影時に調整できる項目として、
- ・フレームレートの調整
- ・撮影間隔の調整
- ・撮影シーンの設定
- ・ホワイトバランスの設定
などが選べます。
「Lapse It」では、撮影時の細かな設定だけでなく、撮影した後の編集も可能です。撮影したコマをトリミングしたり、映像にエフェクトを加えたりもできます。撮影した映像の編集までやってみたい、という方におすすめです。
欠点:
- ・日本語に対応していない
- ・文字が小さすぎてわかりづらい
②Framelapse
特徴:
「Framelapse」は、Facebook との連携が魅力的なタイムラプス撮影アプリです。「Framelapse」は、カメラの設定項目を細かくいじれるのが魅力です。明るさに対しての感度の調整なども行えます。撮った動画をそのまま Facebook にも投稿できるので、Facebookをよく利用している人は、「Framelapse」を選ぶといいでしょう。撮影時の設定項目は、
- ・ 解像度の撮影中に話したことが自動で字設定
- ・ 撮影間隔の調整
- ・撮影シーンの設定
- ・完成動画の長さ
- ・カメラの設定
などがあります。
欠点:
- ・日本語に対応していない
- ・長時間撮影すると、フリーズが頻繁におこる
③ProShot
特徴:
- ・シャッター速度・ISO・露出など、一眼レフにも劣らない機能が満載
- ・ 単焦点レンズを使ったかのような背景ボケも再現可能
- ・1080p・60fpsなど、ハイエンドモデル一眼並の動画機能を搭載
欠点:
- ・横撮りしても縦撮り扱いになる
- ・サイズ比率16:9までしか設定出来ず画面フルサイズの2:1がない
④ProCam 8
特徴:
- 4K対応機能多数カメラアプリ
- ・ナイトモード 、スローシャッター、3D写真、4K Ultra HD ビデオにも対応
- ・マニュアルフォーカス、露出度、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスの調整が可能
欠点:
・スマホ用望遠レンズなどをつけると、レンズ選択ボタンに重なってしまう
⑤Hyperlapse from Instagram
特徴:
- ・三脚や高性能カメラが必要だった「タイムラプス」撮影が手軽に可能
- ・撮影中に手ぶれがあっても自動で補正。動きが驚くほど滑らかに
- ・撮影後操作はスピードの加速だけ。スライダー操作で映画並みの仕上がり
欠点:
・撮影時間が45分までで、自動的に停止
⑥MyCam Pro
特徴:
- ・シンプルなデザインながらも、多彩な機能も盛り込んだカメラアプリ
- ・Apple Watchとの連携も可能。スマホに写っている画像を表示できる
- ・面白いテキストや笑い声の効果音などおもしろい動画も簡単に作れる
- ・お気に入りの写真を設定しておけば、ウィジェットでいつでも見られる
欠点:
・画像加工中に落ちることがある
⑦Musemage
特徴:
- ・フィルターや特殊効果が豊富。効果の強さを調整しながら適用できる
- ・動画であればトリミングも可能。これ1つである程度の編集が行える
欠点:
- ・4K動画が撮れない
- ・静止画でセルフタイマー機能がない
⑧センサカメラ
特徴:
- ・ガイドライン付きカメラ。センサーでカメラが水平になったかがわかる
- ・黄金比など多彩なガイドラインがあり、構図にもこだわれる
- ・フラッシュやセルフタイマーなどの通常機能も使用できる
欠点:
- ・終了してもバックグラウンドで動作しているので電池を消費する
- ・インターバル機能を使うと強制終了する場合がある
Part2:パソコンでタイムラプス動画を編集する方法
スマホアプリは画面が小さくてみにくい、突然フリーズすることがあるなど、共通の問題点がありますので、ここでは、撮影したタイムラプス素材をPCソフトて編集する方法を説明します。
【編集設定】
- ・まず、編集の設定を変更します。
- ・ファイル、プロジェクト設定をクリックして、アスペクト比を変更します。
- ・解像度を写真と同じ数値に変更し、アスペクト比をロックしてから、編集しやすいサイズに下げます。
- ・次にファイル、設定、編集を選択し、イメージファイルの再生時間を設定します。
- 例えば再生時間を0.04秒にすると、写真25枚で1秒になります。
【写真のインポート】
・設定が完了したら撮影した写真をインポートします。全てのクリップをタイムラインに追加します。
【BGMを加える】
- ・音楽ファイルをタイムラインに読み込むことでBGMが付け加えられます。
- ・BGMの再生位置がずれてしまう場合はドラッグすることで位置を調整して、フェードアウトなどの編集も可能です。
【書き出し】
- ・エクスポートから動画ファイルを作成します。
- ・画面上部の「出力」ボタンをクリックして出力設定を開く
- ・ファイル名の変更やメディア形式の確認、出力したファイルの保存先などを設定
- ・「出力」ボタンをクリック
タイムラプス動画
タイムラプス撮影のお勧めアプリと、Filmoraを使った編集方法をご紹介しました。通常の動画よりもインパクトの強い、タイムラプス動画にチャレンジしましょう!