Youtube動画とTiktok動画
現在SNSで多く利用されているものには、twitter,Instagram,Facebook,Tiktok,Youtube等があげられます。これらのSNSでは画像や動画をアップできますが、それぞれにアップできるファイルの形式や容量やサイズに制限があるのはご存じと思います。
皆さんの中には、上記のなかで複数のSNSを使っている方も多いと思いますが、それぞれ違う規格に合わせて別々で動画を編集するのは大変手間がかかると思います。そこで今回はYoutubeとTiktokを例に、1つの動画を両方で使える方法を考えてみます。
Part1:TikTok用に動画を変換する方法・縦長動画の作り方
①、TikTok用に動画を変換する方法
Step1.Youtube用に作った動画をTiktokでも使用したい時に問題になるのが、2つのプラットフォームでアスペクト比が違うことです。
Step2.Youtubeでは16:9のアスペクト比に対して、Tiktokでは縦横が逆の9:16、Youtubeの動画は横長でTiktokの動画は縦長なので、両方のプラットフォームで同じビデオを使いたい場合、再度編集する必要が出てきます。
Step3.同じ動画を何度も編集するのは大変ですので、以下でFilmoraを使い簡単にアスペクト比を変更する方法をご紹介いたします。
②、YouTube&Tiktok動画のアスペクト比
方法1-縦横比を変更
Step1.変換したい動画をFilmoraにインポートして、それをタイムラインにドラッグ&ドロップで挿入します。プレビューウインドの右下にある小さな画面のアイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「縦横比を変更」をクリックすると設定画面が新しいウインドで表示されるので、アスペクト比を9:16に変更し、OKボタンをクリックするとビデオが縦長に変化します。
Step2.背景画像を追加して上下の空いた場所を埋めることもできます。お好きな画像をFilmoraにインポートし、ビデオクリップの下のトラックにドラッグ&ドロップで挿入しプレビューウインドで背景を調整します。また、Tiktokでよく見かけるようにタイトルを追加することも可能です。ビデオクリップの上のトラックにタイトルから気に入ったパターンを選んで挿入し、ビデオクリップの長さに合わせます。
方法2-オートリフレーム
Step1.ビデオをFilmoraのライブラリーにインポートし、ビデオを右クリック、オートリフレームをクリックすると新しいウインドが表示されるので、アスペクト比を9:16に変更して「分析する」をクリックしたら処理が完了するまで数秒待ちます。処理が完了した後、動画を再生すると横長の動画が縦長の動画に変換されます。
Step2.もし映像の中でメインの対象が欠けていたら一時停止してフレームを中央に手動で修正できます。また、フレーム調整ボタンをOFFにするとプロジェクトを保存する前に最終的な仕上がりを確認することも可能です。ビデオの仕上がりを確認してエクスポートボタンをクリックで完了です。
Part2:TikTok動画を編集できるおすすめ無料ソフト5選
1) Filmora (Windows,Mac)
特徴:起動した瞬間に何をすればよいかがすぐわかる、直感的に操作可能なインターフェイス、タイムラインとプレビュー画面の操作における関連性は効果を確認しながら作業ができるので、効率的にも最善の操作感を実現しています。基本的な機能として、カット、クロップ、スピード調整、動画の回転、エフェクト・トランジッション・エレメント・BGMの追加等。
2) BeeCut (Windows,Mac)
特徴:基本的な動画編集を簡単に行える、初心者向けのソフトです。1:1、16:9、4:3、9:16、3:4、の5つのアスペクト比をサポートしており、SNS用の動画を簡単で手軽に出力したい方向けのツールと言えるでしょう。
3) Premiere Rush (Windows,Mac)
特徴:Adobe社の販売する動画編集ソフト及びアプリです。Premiere Proの簡易版的な位置づけで、基本的な動画編集作業は問題なくできるので、外出先などで簡易的に利用するには最適なソフトです。有料版と無料版があり、無料版では書き出しに回数制限等があります。
4) OpenShotVideoEditor (Windows,Mac,Linux)
特徴:オープンソースでクロスプラットフォームの無料動画編集ソフトです。インターフェイスはシンプルで日本語対応もしているので使いやすいです。編集に右クリックを多用するのに慣れると使いやすくなると思います。
5) Olive (Windows,Mac,Linux)
特徴:海外製でオープンソースの無料動画編集ソフトです。シンプルで解りやすいインターフェイスの構成と、動作が軽快なところが長所として挙げられますが、残念なことに日本語対応していないので英語が苦手な人には不向きなソフトです。
Filmoraで動画ファイルをSNS用に変換する
今回は、Tiktok用の動画に変換する方法についてご紹介いたしました。複数のSNSを利用してそれぞれのフォロワーをリンクさせて集客するのはSNS運営の常套手段ですので、日々更新していく作業をできるだけ簡素化して二度手間をさけるのは、長く続けていくうえで大変重要なことと思います。
今回ご紹介したようにFilmoraを使うことで、一つの動画素材を各SNSに合わせてアスペクト比、再生時間、サイズなどを再変換することが可能なのでぜひ有効に利用してくださいね。