Filmora Xのマスク機能を使ったテキストアニメーション
動画のオープニングなどで見られる、被写体が画面を横切って行くのと同時にテキストが表示されていく演出効果を見たことがあるでしょうか?
これは、旅行動画やVLOG動画のオープニングなどで良く使われるテキストアニメーションの演出です。Filmoraでは、マスキング機能を利用してこの効果を簡単に作ることが出来るのでご紹介いたします。
Filmora Xを使って被写体の動きに合わせてテキストを表示する方法
新機能のAIポートレートやARステッカーなども追加され魅力的に進化し続けます。また、動画で利用できる素材も豊富で、インストール時にすでに搭載されている物だけで数百種類以上、連携するFilmstockからは1000万種類に近い素材を利用することが可能なので、素材探しで頭を悩ませる必要がありません。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- 無音検出、ARステッカー、モーショントラッキング、キーフレーム
- GIF作成、結合、画面録画、色調補正、カラーマッチ、画面分割
- 動画フィルター、タイトル、動画反転、トリミング
- 縦横比、色相、明るさ、速度、彩度、コントラストなども調整できる
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
被写体が画面を左から右に横切り、その後にテキスト「Filmora」が表示されていくアニメーションの作り方です。
・編集を始める前に、被写体が画面を左から右に横切って移動している動画を用意しておきます。
・今回はビデオトラックを3つ使うので、タイムラインの左上にある、二重の四角の中に+マークのアイコンをクリックしてビデオトラックを2つ追加します。
Step1.クリップの準備をします。
用意した動画をインポートし、タイムラインの1にドラッグ&ドロップ、そしてビデオトラック3にコピー&ペーストして2つのビデオクリップの位置を合わせます。再生ヘッドを、テキストを表示しはじめる最初の所に移動して、ビデオトラック3のクリップをカットします。
Step2.テキストを追加して編集します。
タイトル→プレーンテキスト→「ベーシック6」をビデオトラック2に挿入します。
※テキストの編集を確認するため、目の形のアイコンでトラック3を非表示にします。タイトルのクリップをダブルクリックして、テキストの内容を「Filmora」にします。テキストのプリセットから選ぶか、高度編集画面を開いてテキストをカスタマイズします。テキストクリップの位置を先ほどカットしたトラック3の位置に合わせ、終わりの位置を揃えます。
Step3.被写体が通った後にテキストが表示されていくように編集します。
トラック3のクリップにイメージマスクを適用するので非表示を解除します。エフェクト→ユーティリティー→「イメージマスク」を、トラック3のクリップのカットした後半部分にドラッグ&ドロップで追加します。最初にカットした部分から、1フレームずつ、被写体が反対側に移動するまで細かくカットします。
※ショートカットキー「Ctrl+B」でカットすると効率的です。カットしたクリップを1フレームずつ、ダブルクリックして左上の設定ウインドウを下にスクロールしてイメージマスク設定に移動します。
被写体が左から右に向かって動いているので、マスクのX軸設定を動かしてそれぞれの小さいクリップの被写体の動きにマスクを合わせてテキストの表示される加減を調整していきます。(これがテキストの表示される部分になります。)最初のクリップから右に行く毎にX軸の値が大きくなります。全てのクリップを調整出来たら再生して確認してください。
被写体の動きに合わせてテキストを動かす
今回は、2つの同じ動画でテキストを挟み、手前の動画にマスキング機能を利用して通り過ぎた部分を透過させて、テキストを表示させていくというテクニックのご紹介でした。
シンプルな動きの動画とテキストの組み合わせですが、アレンジすることでお洒落で効果的なオープニング動画を作ることができるので挑戦してみてくださいね。
Filmoraを使うと、この他にも様々な機能を使い魅力的な動画を編集できますので、まだ利用したことが無い方は、オフィシャルHPから無料でダウンロードできるので是非使ってみてくださいね。