なめだしテロップを入れる
作成した動画に現在どんな内容を行っているのかという説明文を入れると、視聴者は動画の内容がわかりやすくなるので大変喜ばれます。その動画の内容を説明する方法として、今回紹介するのがなめだしという方法です。このなめだしという方法は別名ワイプ出しと呼ばれ、画面上に文字を表示することで動画の情報をわかりやすく伝えることができます。
初心者でも使いやすいFilmoraでなめだしが簡単にできる
無料動画編集ソフトFilmora
Filmoraはソフトウェアメーカー・Wondershareが開発した動画を編集するソフトであり、編集に必要な機能をそろえながら初心者でも扱いやすいように工夫されているのが特徴です。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- 動画カット、字幕編集、音楽編集、雑音除去
- 動画の分割、クロップ、動画回転、スピード調整、エフェクト
- PIP(画面分割)機能を使ってセミナーや中継動画のイメージも楽々再現
- AIポートレートで動画人物を切り抜き
簡単にできるなめだしの編集方法
Filmoraの機能の中にはなめだしを表示できる機能が搭載されているので、ここではFilmoraを使ってのなめだしの作り方を紹介します。
Step1.Filmoraを起動すると新しいプロジェクトの作成という項目があるのでクリックすると、動画を編集できる編集ページに入ることができます。編集ページに入ることができたら次に行うのが、ページ中央にある[インポート]をクリックすることです。 インポートは持ち込むという意味の英語で、この機能を使うことでパソコン内部のデータをFilmoraの中に持ち込むことができます。インポートをクリックするとパソコンのファイルデータにアクセスができるので、その中からなめだしをしたいデータにチェックを入れます。チェックを入れてページ下部分にある「出力」をクリックするとFilmoraの中にデータが送り込まれるので、編集ページに動画データが入っていることを確認が出来たらStep1の完了です。
Step2.動画データが入っていることを確認出来たら、そのデータをマウスを使ってドラッグ&ドロップをしてタイムラインに入れます。タイムラインは、エフェクトや切り取りなどの編集を動画に適用するための機能です。タイムラインに動画情報を入れたら、タイムラインに挿入した動画を、切り取り機能を使って分割します。この分割をすることによって、この後の作業で行う入力した文字を映像ごとに適用しやすくします。
Step3.次に画面左側の項目に様々な機能の表示があるのですが、その中にある「プレーンテキスト」をクリックします。このプレーンテキストは、パソコンにおけるメモ機能のことです。このプレーンテキストを起動することによって、Filmoraの画面上に文章を書くことができる編集ページが表示されます。分割しておいた動画データにチェックを入れたら、プレーンテキストの文字を入力する項目に画面の内容説明もしくは登場キャラクターが話している言葉を入力するだけです。
Step4.なめだしを取り付けるだけでもわかりやすい動画になりますが、視聴者にさらにわかりやすく伝えたいのであれば強調したい部分のテロップを演出することが大事です。文字で演出したい場合には、プレーンテキスト画面を表示した際の左側に明朝体や太文字そして文字サイズなどの項目があるので、お好みの編集機能にチェックを入れてから文字を書くと編集が適用されます。
Step5.そして強調したい部分をエフェクトで演出したい場合には、左側の項目にある「カスタム」をクリックします。カスタムの項目の中には、スピードや吹き出しなどのアニメーションという機能があります。映像のイメージにあうアニメーションにチェックを入れて、分割した映像に挿入することによってエフェクトを加えることができます。
チャプターを見てしっかりと調節することが大事
動画の内容を分かりやすくするのがなめだしの役目ですが、この演出を加えるときに注意してほしいのが映像とのずれです。表示される映像と文字がずれてしまうと、視聴者にとって不快な印象を与える動画になってしまいます。そのため演出を加えた後は、必ずタイムラインで分割した映像を再生してみることが大事です。もしずれている場合には、動画にチェックを入れた後に時間を調節して再度確認をするという作業をします。