なめだしテロップ
「なめだし」とは「ワイプ出し」とも呼ばれていて、話す速度に合わせて字幕を左から表示させる技法です。よくテレビ番組やカラオケの字幕で見かけますが、意外と簡単に作ることができます。今回は、動画の音声に合わせて表示されるなめだしテロップの作り方をご紹介します。音声とテロップがリンクすると動画がよりいっそう盛り上がります。ぜひチャレンジしてみてください!
Filmoraでなめだしに挑戦する
無料動画編集ソフトFilmora
Filmora(フィモーラ)は、直感的に使える動画編集ソフトです。音声に合わせてテキストを配置して長さを調整するだけの簡単操作でテロップを作成できます。
もちろん、テキストをカスタマイズしたり、アニメーションを追加したりすることも可能。豊富なトランジションでより効果的なテロップを実現できます。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
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音声に合わせてテキストを配置する方法
●音声
- 1行目:「なめだし」は
- 2行目:「ワイプ出し」とも呼ばれているよ
- 3行目:よくテレビ番組や
- 4行目:カラオケの字幕で見かける
- 5行目:テロップがあるよね!
くしゃみをすると人物が消える
Step1.[タイトル] > [プレーンテキスト] >「ベーシック1」を選択して、トラックにドロップします。音声に合わせて1行ずつテロップを作成していくことがポイントです。
Step2.再生しながらテロップの位置を調整し、音声に間がある部分はクリップを分割してテロップを作成します。
テキストにワイプの動きを追加しよう
テキストの配置が終わったら、今度はテキストにワイプの動きを追加していきます。これでセリフが左から流れるように表示されるようになります。
Step1.[トランジション] > [スライドショー] > [置き換え] >「スライドイレース」を選択して、それぞれのテキストの先頭に配置します。
Step2.音声に合わせて表示されるように、クリップの開始位置やトランジションの長さを調整します。すべてのテキストを調整したら、完成です!
テロップを演出する
長尺の動画のテロップをすべてなめだしにするのは手間がかかる上、見づらくなることもあります。テロップは工夫しながらうまく活用していきましょう。
そもそもテロップの役割ってなぁに?
テロップはテレビ番組などでよく見かけますが、その役割は…
●コメント(音声情報)のフォロー
聞きとりづらい音声や難しい用語なども、テロップがあることで認識しやすくなります。
●テンションや感情を演出
耳(音声)と目(テロップ)からの情報が調和することで、盛り上げ効果も期待できます。テロップは見る人を飽きさせないメリハリやバリエーションが重要です。
テロップの演出ルールの必要性
テロップにメリハリをつける、といってもテロップを入れるたびに試行錯誤するのは大変です。
そのような場合は、
- ●通常は派手な効果は付けずにカットイン
- ●重要な箇所はスライドイレースを使う(なめだし)
- ●盛り上げたいときにはテキストを装飾 Or テキストアニメーションを使うなどの演出ルールを決めておくとよいでしょう。
こうすることでテロップの作成時間を削減できるのはもちろん、視聴者も飽きることなく動画を楽しむことができます。演出ルールは、徐々に蓄積していくことでよりよいものになっていくでしょう。
作成したテキストを流用する方法
お気に入りのカスタムテキストができたら [カスタムとして保存] ボタンを押して保存しておきましょう。[タイトル] > [カスタム] からいつでも流用できるので便利です。
テロップの作り方をマスターすると動画がより充実した作品になりますね。いろいろなシーンで応用してみてください!