瞬間移動ポータルエフェクトを作る方法
今回は、瞬間移動ポータルエフェクト「どこでもいけるドア」の作り方をご紹介します。
実は、字幕テロップと言っても多くの種類があり、その意図はさまざまです。テロップを知って効果的に活用しましょう!
Part1:ビデオクリップを3つ用意
1つ目:ポータルを開けて中に入っていくグリーンスクリーンの映像
この映像がどこでもいけるドアの入り口になります。カメラを三脚などで固定し、安定したフレームで撮影してください。ポータルの輪を右側に配置したいので、フレームの左側に立って右側に輪を作る仕草をした後、右側に向かって走り去ります。グリーンスクリーンの背景に影を落とさないように、被写体はグリーンスクリーンから少し離れて立ちましょう。
2つ目:移動先の映像
輪を通ってこの場所に移動するので、よりリアルに見せるために特定の角度で撮影することが大切です。移動先とポータルの輪が合うようにカメラのアングルを決めて撮影しましょう。
3つ目:グリーンスクリーンの背景として使用する映像
ここでは草原の映像を用意しました。もしもフリー素材から使用する場合には、ライセンスなどを確認してから使用してください。
3つのビデオクリップが用意できたら、さっそくFilmoraを起動してインポート&編集しましょう!
Part2:Filmoraを使った瞬間移動ポータルエフェクトを作る方法
グリーンスクリーンを合成する
まずは、グリーンスクリーンと背景を合成して、あたかも被写体が草原にいるかのように編集します。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- レンズ補正、動画トリミング、動画テロップ挿入、音声調整
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、タイトル挿入、字幕編集
- PIP(画面分割)、無音検出アドオン、ARステッカー、AIポートレート
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
Step1.トラック1に背景、トラック2にグリーンスクリーンの映像をドロップします。
Step2.グリーンスクリーンの映像をダブルクリック > [ビデオ] >下にスクロールして [クロマキー] にチェックを入れます。これで背景とグリーンスクリーンが合成されます。もしもうまく合成できていない箇所がある場合には、[オフセット] などで数値を調整してみてください。また、背景と重なったときに被写体がより自然に見えるようにするには、[変形] からサイズや位置を調整しましょう。
ポータルの輪を作る
Step1.[エレメント] > [Filmstock] > スーパーヒーロー映画パックのエレメント3をトラック3にドロップします。クリップをダブルクリック > [変形] > [反転] >「水平反転」をクリックします。また、プレビュー画面で再生しながら、輪のサイズや位置を調整してください。
Step2.輪が消える時の速度が少し遅いので、速度が遅くなった箇所でクリップをカットして、残りのクリップの速度をUp。こうすることで、輪がすばやく消える演出ができます。
Step3.被写体は、輪よりも早めに画面から消えたほうがそれらしく見えるので、輪のクリップよりも短くなるようにカットしておきましょう。ここまで終わったら、グリーンスクリーンのクリップをトラック3へ、輪のクリップをトラック2に移動しておきましょう。
移動先の映像を追加する
Step1.トラック4に移動先のクリップをドロップします。
Step2.移動先の映像にマスクをかけてポータルに合わせた丸い形にしていきます。[エフェクト] > [ユーティリティ] > [イメージマスク] を移動先のクリップにドロップします。クリップをダブルクリック > 下にスクロールして [ビデオエフェクト] > [イメージマスク] から輪に合わせるようにサイズや位置を調整、[フェザー] は「30」に設定します。
Step3.被写体は、輪よりも早めに画面から消えたほうがそれらしく見えるので、輪のクリップよりも短くなるようにカットしておきましょう。ここまで終わったら、グリーンスクリーンのクリップをトラック3へ、輪のクリップをトラック2に移動しておきましょう。
移動先の映像にトランジションを追加する
Step1.[トランジション] > [ベーシック] > [ラウンドズームイン] を移動先のクリップの先頭にドロップします。必要に応じて、トランジションをダブルクリックして [持続時間] を調整してください。
Step2.[トランジション] > [ベーシック] > [ラウンドズームアウト] を移動先のクリップの最後にドロップします。こちらも、必要に応じて持続時間を調整しましょう。
被写体が輪に入っていない!?
Step1.輪のクリップをコピーしてトラック5に配置します。
Step2.被写体が足を踏み入れるタイミングでクリップをカット、左側のクリップは削除します。残ったクリップをダブルクリック > [合成] > [描画モード] を「比較(明)」に変更します。