瞬間移動のエフェクト
スペックの高いパソコンが出てきたことやIT技術の進歩により、動画編集ソフトも飛躍的な進化を遂げています。そのため、動画編集を本格的に学んだことがない人でも、視覚効果が高い動画を作ることができるようになっています。こちらでは、見る人を驚かせるような瞬間移動エフェクトを、動画編集ソフトのFilmoraを使ってどのように行えるか、説明します。
Part1:Filmoraで簡単に瞬間移動エフェクト
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- 動画逆再生、字幕挿入、動画カット、音楽編集、ノイズ除去
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、AIポートレート
- PIP(画面分割)機能を使ってセミナーや中継動画のイメージも楽々再現
- クロマキー合成で背景を一発変換
Filmoraは、初心者でも比較的簡単に使うことができる動画編集ソフトです。動画の視覚効果を上げるためのエフェクトの種類が多い点がFilmoraの特徴です。また、無料版も出ているため、気軽に動画編集を行うことができます。
Filmstock
特徴:Filmstockでは、動画編集に使うことができる無料のエフェクトや素材が、常に潤沢に用意されています。動画素材だけでなく、写真や効果音なども使うことができます。Filmoraでも、Filmstockのエフェクトを含む素材を利用することができるので、本格的な動画編集が実現できます。
撮影方法
Filmoraを使った動画編集の方法を、撮影と編集方法に分けて記載します。こちらでは、登場人物がくしゃみによるテレポーテーションパワーを使って、あたかも別の場所に瞬間移動したような動画を作成するやり方を例に挙げて、見ていきます。
Step1.瞬間移動する前の場面を撮影する。
くしゃみをする登場人物が画面の真ん中に映るように撮影を開始します。登場人物が中央に来るように撮影するのは、エフェクトを入れた際の余白を取るためです。その際、カメラやスマートフォンに三脚を使うと、フレームなどを固定できるので、ぶれなく安定した画像を撮ることができます。くしゃみをした後に登場人物がいなくなった映像も欲しいので、くしゃみが終わり、登場人物を退場させた後の、誰もいなくなった画像が撮れるまで撮影を続けます。
Step2.瞬間移動した後の場面を撮影する。
くしゃみをした登場人物がテレポーテーションパワーにより瞬間移動した先の場面を撮り始めます。こちらの撮影では、登場人物が瞬間移動してくる前の映像も取りたいので、登場人物が画面に入ってくる前から撮影を始めます。この時も、エフェクトを入れることを想定して、登場人物の周りにスペースが空くように撮影します。瞬間移動してきたときに映像は、リアクションを変えて複数撮影しておくと、編集するときに一番良いものを使うことができるはずです。
Part2:Filmoraでの編集方法
Step1.Filmoraに画像を撮った動画をインポートする。Filmoraに瞬間移動前後の2つの動画をドラッグしてインポートします。
Step2.瞬間移動前の動画を編集してエフェクトを加える。瞬間移動前の動画をタイムラインにドラッグアンドドロップし、登場人物がくしゃみをし終わったところでカットします。そして、再生ヘッドを登場人物がフレームアウトした後の場面まで動かしてカットし、間の部分の動画を削除します。
Step3.この動画にエフェクトを加えます。エレメントから、例えば「おもしろ映像」の「イエローエネルギー」を選び、動画のすぐ上のトラック2に載せ、長さを調整します。ここで右クリックすると、長さや時間を変えることができます。さらに、瞬間移動の際に上下に振動しているように見せるため、フィルタの「ぶれ」を選び、「アップダウン1」のエフェクトをトラック3にドラッグアンドドロップします。エフェクトの長さを調整して登場人物が消える前後に設定するとよいでしょう。エフェクトを施した動画を確認してブラッシュアップすると、よりリアルな動画を作成できます。
Step4.瞬間移動後の動画を編集してエフェクトを加える。瞬間移動後の動画を、前述で編集した動画の後にドラッグアンドドロップします。そして、人物がいない動画を数秒間流し、その後に登場人物が突然現れたかに見えるよう、間の部分の動画を、再生ヘッドを使ってカットします。
Step5.そして、こちらにエフェクトをかけていきます。例えば、エレメントから「ツイスター3」を選び、登場人物が現れる前の部分にかかるよう、トラック2にドラッグアンドドロップして調整します。次に「アップダウン1」のエフェクトをトラック3にドラッグアンドドロップし、調整します。再生して、効果の具合が最適になるように長さやエフェクトの大きさを調整していきます。
Filmoraを使った動画編集のメリット
Filmoraは、初心者でも扱うことができる無料版がある動画編集ソフトです。動画を撮影したあとは、ドラッグアンドドロップで簡単に編集ができ、Filmstockのエフェクトを使用することで、本格的な動画編集が可能になります。特に、テレポーテーションパワーを使った瞬間移動の動画を作る場合は、登場人物の周辺にスペースを設けて動画撮影をしておくと、エフェクトを効果的にかけることができます。