瞬間移動テクニック
自分で撮影した動画をおもしろく編集する方法はいろいろありますが、今回は「瞬間移動(テレポーテーション)」を例に楽しい動画編集テクニックをご紹介します。撮影方法や編集のコツを覚えたらさまざまなエフェクトを作れるようになるので、ぜひ参考にしてみてください!
Filmoraで簡単に瞬間移動エフェクト
無料動画編集ソフトFilmora
まずは必要なクリップ(動画)を撮影します。必要な動画は2つ。「瞬間移動する前の動画」と「瞬間移動した後の動画」です。
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- 動画の分割、クロップ、動画回転、スピード調整、エフェクト
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- AIポートレートで動画人物を切り抜き
撮影での注意点
●カメラを固定できる三脚などを用意して、フレームが動いたり、角度が変わったりしないように注意します。
●カメラはスマホでもOK。人物の全身や、背景がしっかり入るほうがエフェクトの効果が出やすいです。
瞬間移動エフェクトのシナリオ
ある人物がくしゃみをきっかけにテレポーテーションパワーを発揮。別の場所に瞬間移動する、というシナリオでエフェクトを作っていきます。
●1つ目の動画
- 1.人物がフレームインする
- 2.ソファに座ってドーナツを食べ始める
- 3.くしゃみをする
- 4.人物がフレームアウトする
- 5.数秒間の「空」(カラ)フレーム
- 「空」のフレームは、人物が消えたり出現したりする演出に必要です。
●2つ目の動画
- 1.数秒間の「空」フレーム
- 2.人物がフレームインする
- 3.人物が瞬間移動したリアクションをする
1つ目の動画を撮影する方法 ~瞬間移動する前~
まず、ソファと人物の両方が入るようにカメラを設置します。テレポーテーションパワーを表現するために人物に大きな動きをつけるので、人物の周りはスペースを空けて撮影しましょう。
2つ目の動画を撮影する方法 ~瞬間移動した後~
テレポーテーションの移動先にカメラを設置します。ここでも人物の周りは広めにスペースを空けておきましょう。
Filmoraでの編集方法
くしゃみをすると人物が消える
Step1.素材1を1段目のトラックにドロップします。
Step2.くしゃみをするタイミングまで [再生ヘッド] を動かして、そこでクリップをカットします。[再生ヘッド] のハサミをクリックするとカットできます。
Step3.次に、人物が完全にフレームアウトしたところでクリップをカットします。
Step4.中間のクリップは不要なので削除しましょう。中間のクリップを選択して [Delete] キーを押すか、タイムラインの上部にある [ゴミ箱] をクリックすると削除できます。これで、くしゃみをした瞬間に人物が消える状態になりました。
テレポーテーションパワーにエフェクトを追加する
Step1.[エレメント] > [おもしろ] >「イエロー・エネルギー」を探して2段目のトラックにドロップします。くしゃみのタイミングに合わせてエレメントを調整します。エレメントを選択 > 右クリックでポップアップメニューを表示 > [スピードと再生時間] でエフェクトの速度を調整することもできます。
Step2.これで瞬間移動するときにイエローの光が表示されるようになりましたが、それと同時に空間を振動させてフルパワーな感じをプラスしていきましょう。 [エフェクト] > [フィルター] > [ぶれ] >「アップダウン1」を探して3段目のトラックにドロップします。アップダウン1の長さは、イエローよりも長めに調整しましょう。映像の流れに違和感がないよう、丁寧に調整することがポイントです。
別の場所に瞬間移動する
Step1.素材2の前半にある「空」フレームを残して(人物がフレームインする直前で)クリップをカットします。
Step2.次に、[再生ヘッド] を右に移動して、人物がリアクションを開始するところでクリップをカットします。中間のクリップは不要なので削除します。
エフェクトでより印象的におもしろく!
[エレメント] から「ツイスター3」を探して人物が登場する直前あたりにドロップ。長さを調整します。[エレメント] の下にある [検索ウィンドウ] を使うと、簡単に「ツイスター3」を探せます。
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