アニメーションGIF
GIF画像は軽くて動きがあり、人目を引くのでいろいろなシーンで使われています。しかし、いざ自分で作るとなるとどのようにすれば良いのかわからないという人も少なくありません。そこでこちらでは、知名度の高い有料ソフトのPhotoshopを使ってGIF画像を作る方法と、無料で利用できるFilmoraを使ってGIF画像を作る方法について見ていきます。
Part1:Photoshopを使ってアニメーションGIFを作るには
Photoshopは様々な画像処理ができるプロ仕様の画像編集ソフトとしてよく知られています。複数の写真を連続表示してアニメーションGIFを作成することもでき、方法は以下の通りです。
Step1.連続する画像を用意する
アニメーションを作成するには、パラパラ漫画のように少しずつ動きがある画像を複数枚用意する必要があります。表示順に番号をつけて同じフォルダに保存しておくと作業がスムーズです。
Step2.Photoshopで読み込む
Photoshopは、一つの画像に複数のレイヤーと呼ばれるデータを重ねています。GIF画像を作るときは、用意した複数の画像をレイヤーとして重ねていかなければなりません。具体的には、「ファイル」→「スクリプト」→「ファイルをレイヤーとして読み込み」を選択し、用意した画像が保存されているフォルダを指定します。その際、「名前順に並べ替え」を指定すると番号順にレイヤーが読み込まれ、一番下に表示されるレイヤーがアニメーションの始点です。
Step3.動作の調整をする
「ウィンドウ」→「タイムライン」を選択しタイムラインパネルを出し、ビデオタイムライン作成から「フレームアニメーション」を選択しましょう。さらに、パネル右上のメニューから「レイヤーからフレームを作成」を選択し、再生して動作を見ながらスピードの調整、再生回数の指定などを行います。
Step4.GIFとして保存する
最後にメニューから「ファイル」→「書き出し」→「web用に書き出し」を選択し、GIFを選んで任意の保存先を指定すれば終了です。
Part2:Filmoraを使ってGIF画像を作るには
#Filmoraとは
Filmoraは動画の編集や変換を行うソフトで、字幕の追加や動画の結合及び分割、速度の変更、トリミングなど様々な作業ができます。動画をGIFに変換することで、複数の画像を用意することなくアニメションGIFを作成することも可能です。動画をそのままGIFに変換する作業なので、簡単な操作で複雑な動きのGIFを作りやすいです。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- GIF作成、エフェクト、エレメント、動画結合、動画カット、動画テロップ挿入、音楽編集、ノイズ除去
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、タイトル挿入、テキスト編集
- PIP(画面分割)、無音検出アドオン、ARステッカー、AIポートレート
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
GIF動画を作成する方法は以下のYouTube動画も是非ご参考ください。
#GIFの作り方
Step1.GIFにしたい動画を取り込む
画面左上のメディアライブラリーに、GIFに変換したい動画をドラッグ&ドロップで取り込み、さらにタイムラインに移動させます。複数の動画をつなげたいときは同様の手順でタイムライン上に動画を取り込んだり、順番を変えたりすることも可能です。
Step2.動画データを編集する
タイムライン上の動画を再生しながら、様々な編集を行いましょう。Filmoraは様々な機能を搭載しており、動画を切り替える際にトランジションを加えたり、トリミングや字幕の追加などを行ったりと、通常の動画のように編集ができます。GIFでは音声をつけることはできませんが、音声を追加して他の形式で動画として保存することも可能です。
Step3.GIFとして保存する
メニューから「出力」を選択し、保存したいフォーマットでGIFを選んでから任意の場所を指定すれば終了です。編集したデータはプロジェクトとして保存しておけば、再編集してGIFを作り直すこともできます。
コストパフォーマンスに優れたFilmora
Photoshopのようなプロ仕様のソフトまでは用意しなくても、簡単な操作でGIFアニメを作成することが可能です。Filmoraは無料で全ての機能が使えますが、製品登録をするまでは作成したファイルにロゴが入ってしまいます。どんな機能があるのか、使い勝手や仕上がりはどうかなどを確認した上で、興味があれば製品登録をするのも良いでしょう。