動画の人物を背景から分離する
動画編集で人物を切り抜き、別の動画に組み込んで使用することはよくある手法です。静止画で人物を切り抜くときにPhotoshopは一番使われているソフトと言えるでしょう。背景と人物を分離するために細かい部分の境界線をなぞるのに苦労した方も多いのではないでしょうか。最近はそういった細い部分はAIが検知してやってくれる機能も増えてきました。
今回はPhotoshopで人物を切り抜く方法と、Filmoraの新機能AIポートレートをご紹介いたします。
Part1:Photoshopで動画人物切り抜く方法
Step1.Photoshopで動画を切り抜く場合、動画の1フレームを切り取り、PEG等の画像に変換します。選択範囲→選択とマスクを利用して、切り抜きたい人物を切り抜きます。
Step2.ツールパネルにある投げ縄ツールなどを使い、切り抜きたい人物を囲んでいき、境界線調整ブラシツールに切り替えて細い境界線を調整し選択範囲がを確定します。選択範囲を反転させ人物以外の背景をDeleteキーで削除します。
これで動画上の人物を切り抜くことはできますが、あくまでも静止画での切り抜きになります。
Part2:Photoshopなしで動画人物切り抜く方法
動画編集ソフトFilmora
特徴:使いやすいインターフェイスとドラッグ&ドロップで様々な操作ができる直感的操作性が特徴的な無料の動画編集ソフトです。
更に最新機能として、このあとご紹介するAIポートレートやARステッカー等、最新機能が続々追加されて、更にパワーアップしたFilmora XはオフィシャルHPから無料でダウンロードでき、インストールしてすぐにすべての機能が使えますので是非お試しください。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- トランジション、エフェクト、エレメント、動画結合、動画カット、動画テロップ挿入、BGM編集、雑音除去
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、タイトル挿入
- PIP(画面分割)、無音検出アドオン、オーディオ分離
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
Part3:AIポートレートで動画人物切り抜く方法
AIポートレートは、被写体のシルエットを自動的に検出して様々な効果を追加することのできる強力な機能です。エフェクトタブにあるAIポートレートをクリックするとボーダー・グリッチ・ノイズ・ピクセレート・セグメンテーションから効果を選択してクリップの上のトラックか、直接クリップにドラッグ&ドロップで追加するだけでエフェクトが反映されます。
Step1.人物を切り抜きます。
エフェクト→AIポートレート→「セグメンテーション」を選択し、動画クリップにドラッグ&ドロップで追加します。
Step2.効果の編集
クリップをダブルクリックして編集画面を開き、ビデオエフェクトの項目で範囲や強度を調整することが可能です。
まとめ
動画編集ソフトFilmoraを使った動画にBGMを追加する方法をご紹介いたします。
Filmoraの最新機能AIポートレートを使用すると、細かい作業をすることなく動画上で人物を分離することが可能です。これにより今までクロマキー合成のためにグリーンバックで撮影していた工程が不要になりますので、様々な動画素材や過去に撮影した動画から人物を切り抜くことができるようになり、動画編集の幅が大きく拡張されます。
AIポートレートでは、切り抜いた人物に境界線をつけたり、グリッチ・ノイズ・モザイクのエフェクトを加えたり、背景を透明にすることもできます。被写体の背景に文字を配置したり、ゲームのプレー動画やお料理動画など、ピクチャーインピクチャー編集の表現力が向上します。Filmora のAIポートレートを利用して新たな動画表現にチャレンジしてくださいね。