カッコいいオープニング
地上の町並みが空を挟んで上空にも展開している、そんな夢やパラレルワールドのような表現をFilmora Xの機能を使い作成することができます。
この表現のスタイルは、SF動画に使用したりV-LOGのオープニングにスパイスを効かせたいときに使えるので、今回はその作成方法をご紹介いたします。
フィモーラ(Filmora)でパラレルワールドを作る方法
無料動画編集ソフトFilmora
動画編集に必要な機能をほぼ全て搭載し、簡単な操作でプロレベルの編集を行うことができる無料動画編集ソフトです。
インストール時にすぐに使用できる著作権フリーの素材も豊富で、Filmstockを利用してWebかたらダウンロードすることも可能なので、素材探しに困ることもありません。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- 直感的に動画を編集できる高性能の動画編集ソフト
- 動画の分割、クロップ、回転、スピード調整、エフェクト
- PIP(画面分割)機能を使ってセミナーや中継動画のイメージも楽々再現
- AIポートレートで動画人物を切り抜き
Step1.動画素材を用意します。
使用する動画素材は、上の半分くらいが空で、下の半分ぐらいに町並みが広がっているような映像を使用します。自分で撮影する場合は広い視野でカメラをパンしたり、傾けたりするとエフェクトの効果がより得られるようになりますので挑戦してみてください。
Step2.下半分の映像を作ります。
使用する動画素材をインポートし、トラック1にドラッグ&ドロップで追加します。エフェクト→ユーティリティー→イメージマスクをクリップに追加します。クリップをダブルクリックして編集画面のビデオ→ビデオエフェクト→イメージマスクで、長方形の上部が空いているものを選択し、フェザーを100に変更します。次に、ビデオ→変形でX軸とY軸で映像の位置を画面全体の下半分くらいになるように調整します。
Step3.上半分の映像を作ります。
先程のクリップと同じトラックの右側に同じ映像をドラッグ&ドロップで追加します。先程と同様にイメージマスクを追加します。ビデオ→変形→反転で垂直方向をクリックすると映像が上下反転します。ビデオ→ビデオエフェクト→イメージマスクで今度は長方形のした半分が空いているものを選択し、フェザーを100に設定します。この状態でクリップをトラック2の先頭部分に移動して1つめの映像に位置と長さを合わせます。トラック2のクリップをダブルクリックして、ビデオ→変形のY軸を調整して上下のバランスが同じになるまで位置を調整します。
Step4.映像に回転を加えます。
トラック1のクリップをダブルクリックして、アニメーション→カスタマイズにして、再生ヘッドを先頭部分に移動し追加ボタンをクリックしてキーフレームを追加します。このキーフレームの回転は0、スケールは100に設定します。次に再生ヘッドを最終部分に移動してキーフレームを追加し、回転を20、スケールを115に設定します。トラック2のクリップにも同様にキーフレームを追加します。トラック2の先頭のキーフレームは、回転を0、スケールを100、最終部分のキーフレームは、回転を20、スケールを115に変更します。
動画オープニング
今回ご紹介した手法のようにFilmora Xを使い、ちょっとした工夫を動画素材に加えるだけで幻想的でクールなオープニング映像を作ることができました。
今回使用したテクニックはイメージマスクとキーフレームでしたが、更にエフェクトやエレメントを加えたり、他の機能を追加してオリジナルな効果を加えることもできますので挑戦してみてくださいね。