パラレルワールドを使った演出テクニック
今回は「パラレルワールド」を例に、SF動画やVLOGのオープニングなどに使える動画編集テクニックをご紹介します。パラレルワールドは非現実的で不思議な世界観を表現できるピッタリの演出方法です。ぜひ動画編集テクニックのバリエーションに追加してみてください。
Filmora(フィモーラ)でパラレルワールドを作成する方法
無料動画編集ソフトFilmora
Filmora(フィモーラ)には数多くのエフェクトと、自由な動きを表現できるキーフレーム機能が搭載されています。
ここでは、「イメージマスク」というエフェクトと、キーフレームを使ってパラレルワールドを作っていきます。
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- 動画の分割、クロップ、動画回転、スピード調整、エフェクト
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カッコいいオープニングの作り方
まずは素材選びです。今回はデジタルな都市をイメージした動画を選択しました。自分で撮影した動画を使う場合は、広い視野でパン(カメラを左右に振る)したり、傾けたりして撮影すると効果が出やすいです。
パラレルワールドの下半分を作る
Step1.ベースとなる動画を1段目のトラックに乗せます。
Step2.[エフェクト] > [ユーティリティ] > [イメージマスク] を選択して動画にドロップします。
Step3.動画をダブルクリック > [ビデオ] > [ビデオエフェクト](下にスクロールしたところにあります)> [イメージマスク] で設定を変更します。
●イメージマスクの形状を選択してダブルクリック
●[フェザー] を「100」に設定
Step4.次に動画のポジションYを変更します。設定画面を上にスクロールして [変形] > [ポジションY] を変更します。プレビューウィンドウでマウスを使って上下に調整することもできます。パラレルワールドの下半分なので、映像を下に移動する感じで調整します。設定が完了したら [OK] ボタンをクリックします。これで下半分が完成です。
パラレルワールドの上半分を作る
Step1.ベースとなる動画を1つ目の動画の横に並べて配置します。
Step2.さきほどと同様の手順でイメージマスクを適用し、動画をダブルクリック > [変形] > [反転] で垂直に反転させます。
Step3.さきほど選択したイメージマスクの形状と反転しているものを適用して、[フェザー] を「100」に設定します。設定が完了したら [OK] ボタンをクリックします。
映像の上下を調整する
2つ目の動画を2段目のトラックに移動して、動画を再生しながらポジションYなどで位置を調整します。
キーフレームを追加する
Step1.さらに非現実的な映像になるようにキーフレームを追加して回転の動きを出しましょう。1段目の動画をダブルクリック > [アニメーション] > [カスタマイズ] を選択します。再生ヘッドを動画の先頭にセットしてから [追加] ボタンをクリックします。
●回転を「0」
●スケールを「100」に設定
Step2.次に、再生ヘッドを動画の最後にセットして [追加] ボタンをクリックします。
●回転を「20」
●スケールを「115」に設定
Step3.同様の手順で2段目の動画にもキーフレームを追加します。動画を再生して微調整したら完成です。徐々に回転しながら被写体が大きくなる効果が追加されました。
フィルタやエフェクトを自由に追加してみよう!
Filmora(フィモーラ)には、数多くのフィルタやエフェクトが標準搭載されています。それらの効果を追加すれば、同じ映像でも全く違った印象になります。さきほど編集した動画にいろいろなエフェクトを追加して、より個性的な作品にしてみてください!
エフェクトを削除するには
エフェクトを削除したいクリップを選択 > 右クリックしてポップアップメニューを表示 > [エフェクトを削除] で削除できます。カッコいい動画ができたら、みんなと共有してちょっぴり自慢しちゃいましょう!