音声ノイズ
スマホなどで動画を撮影すると、風の音や、車が通り過ぎる音など、撮影時には気が付かなかったけれど、いざ編集!というときに気が付いてしまうノイズがあるものです。
今回は、そのバックグラウンドノイズ(背景音)をFilmoraの「ノイズ除去」機能を使って改善する方法をお伝えします。
ビデオ撮影、録音時に気を付けること
「ノイズ除去」の機能を使えば、ある程度のノイズを除去して聞きやすくすることは可能ですが、調整具合によっては消えてほしくない音まで消えたり、全体的に音声が小さくなったりすることがあります。
また、ノイズ除去することで、人物の音声など、他の音に影響することも…。ビデオ撮影や録音は、できるだけバックグラウンドノイズが入らない状況で行うほうがよいでしょう。
音声ノイズを除去してみよう
Filmoraには、オーディオを調整できる機能が搭載されています。この機能を使って、さっそくノイズ除去してみましょう!
Part1:Filmoraでノイズ除去する方法
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- カラー補正、動画トリミング、動画テロップ挿入、音声調整
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、タイトル挿入、字幕編集
- PIP(画面分割)、無音検出アドオン、ARステッカー、AIポートレート
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
Step1.Filmoraを起動して、ノイズ除去したい動画をタイムラインにドロップします。
Step2.クリップを選択 > [オーディオ] をクリックします。◎ワンポイント(映像と音声を分離してもOK)クリップを右クリック > [オーディオを分離する] で「映像」と「音声」を分離しておいてから、別々に編集することもできます。分離した場合には、タイムラインの一番下にあるオーディオトラックをクリックして編集してください。
Step3.[オーディオ] を開いたら、[ノイズ除去] にチェックを入れます。ノイズ除去のレベルを「弱/中/強」に設定しながら、音声を再生して確認します。
もしも人物の声が入っていたなら、少し機械的な音声に変化してしまったなと感じることもあります。そのようなときには、イコライザでさらに調整していきましょう。
Step4.[イコライザ] で [カスタマイズ] を選択。イコライザの左から3~4本が低音部分です。この部分を上げることで、機械的な人物の音声を調整することができます。最終的には、高音に向かってなだらかな波になるように調整しましょう。
多少のノイズはBGMでカバーできる
多少のノイズはBGMを入れることで気にならなくなります。BGMはシーンを盛り上げる大きな要素です。お好みのBGMを挿入したら、[オーディオ] から音量を下げておきます。こうすることで、クリップ全体の音量を調整することが可能です。あとは、人物の音声のジャマにならない音量に設定して完了です。
ここまでご紹介した以外にも、まだまだオススメしたいFilmoraのオーディオ機能があります。動画に音声を付けるなら、ぜひ一度試していただきたい機能をほんの一部ですが、ご紹介します!
Part2:フェードイン・アウト機能
BGMの音量が徐々に大きくなったり、シーンの終盤で徐々に小さくなったり。フェードイン・アウトは、シーンをより感動的にしてくれます。Filmoraなら手順は簡単。タイムライン上でオーディオクリップの左肩にマウスを合わせて、表示された白いタブをクリップの右側にドラッグするだけでフェードインになります。
その逆に、クリップの右肩から左側にドラッグすれば、フェードアウトになります。
[オーディオ] > [フェードイン]/[フェードアウト] では、より細かい時間設定も可能です。
Part3:オーディオキーフレーム機能
Filmoraでは、映像はもちろん、音声(オーディオ)にもキーフレームを追加することができます。キーフレームの指定範囲内で微妙な音量調整を楽々実現。よりクオリティの高い動画編集が可能です。
タイムライン上の [再生ヘッド] を移動して [オーディオ] の [キーフレーム] ボタンをクリックします。クリックした箇所がキーフレームとして追加されますので、左右上下に移動して調整してください。
せっかく作成した動画は、ノイズを除去して視聴者維持率をUpしましょう!