映画予告風アニメーション
YouTube動画のオープニングに迫力のある、かっこいい動画を配信したいと思ったことはないでしょうか。今回紹介するソフト「Filmora」なら、まるでSFアクション映画の予告風動画を作成できます。使いやすい編集画面に加えて直感的な操作性、初心者にも易しい仕様です。
「本編が待ち遠しい」と感じる、見る人がワクワクする動画の作り方を紹介します。今回使用する「Filmora」は非常に多機能なソフト。搭載されているテンプレートから、簡単な調整で完成します。まずはテキストアニメーションを作り、タイトルなどに動きをつけましょう。その後BGMやジャンプカットなどで編集し、本格的な予告風動画に仕上げます。
Part1：テキストアニメーションを作成
まずはテキストや背景、テキストのアニメーションを作成しましょう。ソフト内のテンプレートや動画素材提供サイト「Filmstock」から、お気に入りの素材をダウンロード。今回はSFアクション映画の予告風動画を作成する例として、「SFコスミックパック」と「シネマライトパック」を使用します。
Step1.素材をタイムラインに追加する
まずは「エフェクト」タブを選択。「SFコスミックパック」にある「Overlay2」をタイムラインのトラック1にドラッグ＆ドロップします。同じように、「メディア」タブから「サンプルカラー」の「ブラック」をトラック2にドロップ＆ドロップしましょう。トラック2を選択し、「合成」から「不透明度」を25％にします。
さらに「エフェクト」タブから「シネマライトパック」、「QuickFlare」をトラック3に追加しましょう。動きのあるアニメーション背景が完成します。
Step2.テキストに質感をもたせる
「SF」の雰囲気にあわせて、テキストをメタリックな質感に編集します。「タイトル」タブから「プレーンテキスト」、「ベーシック3」をトラック4に追加。ダブルクリックで「高度編集」を開き、テキスト内容を入力します。
参考のおすすめは、本物の映画予告動画です。テキストは太字、色は「グレー」と「薄いグレー」のグラデーションがおすすめ。角度を「270°」にし、縦にグラデーションさせます。シャドーやぼかし、不透明度を調整しましょう。さらに境界線をオンにすると、ハッキリした、見やすいテキストを表示できます。
Step3.テキストにアニメーションをつける
タイムライン画面上部の「キーフレーム」を選択します。「スケール」は、動画の始点を「400％」、終点に進むにつれ「100％」「50％」と数値を小さく設定しましょう。画面手前から勢いよく現れて、ゆっくりズームアウトするようなアニメーションの完成です。
Step4.テキストをよりハッキリさせる
「テキスト」タブから「フィルター」「コモン」の順に進み、「グロー」を追加します。「半径」を「0」、「アルファ」を「55」に設定しましょう。
Step5.エクスポートする
テキストアニメーションが完成したら、最後にエクスポートします。画面右上の「出力」から、ファイル名や保存先を選び、保存しましょう。さらに複数のテキストアニメーションを作成したい場合は、上記の方法で必要数を作成しておきましょう。
Part2：予告風動画を作る方法
本格的なSFアクション映画の予告風動画に仕上げていきましょう。作り方はBGMの追加やジャンプカットといった編集が必要。こちらも「Filmstock」より、「映画トレーラー風BGM」を使用して解説します。なお編集する際は、必ず新規プロジェクトから作成画面に進みましょう。
①、Filmora
最新バージョン登場！Filmora X（フィモーラ）
- トランジション、トリミング、クロップ、動画の回転、スピード調整、クロマキー合成
- エフェクト・エレメント・トランジッション・タイトル・テキスト・BGM
- キーフレーム、モーショングトラック、オーディオダッキング、カラーマッチ
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
Step1.素材をタイムラインに追加する
作成したテキストアニメーションやBGM、動画中に挿入する動画を追加しましょう。BGMは「オーディオ」タブから追加可能です。
テキストアニメーションと動画の両素材は、動画全体の雰囲気やタイミングにあわせて追加します。必要に応じて入れ替えたり、別の動画素材に変更したりしましょう。
Step2.ブラックアウトの効果を追加する
各クリップの前後が暗転する「ブラックアウト」効果を追加しましょう。さらに映画の雰囲気を盛り上げる効果があり、より本格的な映画予告風動画に近づきます。「トランジション」タブから「ベーシック」、「ディゾルブ」を追加。必要なクリップの前後すべてに追加しましょう。
Step3.ジャンプカットにする
単調な動きなのに長い時間を使っており、テンポが悪いといった場合は「ジャンプカット」にしましょう。操作は簡単。テンポが良くなるよう、一連の動作を部分的にカットし繋げるだけです。
Step4.ラストをダイナミックに演出する
動画のラスト直前を大きくズームアウトすることで、よりダイナミックな演出が可能です。「トランジション」タブから「ワープ」、「ズーム」を選択し、「ワープズーム6」を追加します。ほんの数秒、Step2のディゾルブで暗転させるとより効果的です。
Filmoraでは他にもたくさんの編集が可能
今回はまるでSFアクション映画のような、予告風動画の作り方を解説しました。使用したソフト「Filmora」なら初心者でもわかりやすく簡単に作成。また動画素材サイト「Filmstock」なら、プロのようなテンプレート素材をダウンロードできます。
迫力ある演出で見る人をワクワクさせる予告風動画は、YouTube動画のオープニングや次回予告といった場合に便利です。動画編集するなら覚えておきたいテクニックでもあるので、ぜひ参考にしてください。
