スマホ画面を透明にする
今回は、スマホ画面を透明にする方法を紹介します。「スマホ画面を透明にする」とは、まるでスマホ画面内が透明化しているように見える動画のことです。YouTubeに配信するオリジナルオープニングやショートムービーなどにも活用できます。視聴者の目を引く魅力的な動画を作成しましょう。
さらにスマホ画面を透明に見せるための、動画編集ソフトを5選紹介します。とくにおすすめのソフト「Filmora」を使えば、誰でも簡単に動画編集が可能です。いつもと違ったおしゃれでユニークなオリジナルオープニング、ショートムービーを作成しましょう。
Part1:スマホ画面を透明にする方法
実際にスマホ画面を透明にする方法です。基本作業の「撮影」や「編集」の方法を解説。さらに応用編として、実用的な「オリジナルオープニングの編集」の方法を解説します。
1.透明スマホの撮影方法
スマホ画面を透明にするためには、撮影から準備が必要です。以下の道具があることをチェックし、早速撮影しましょう。
用意する道具は、
- 三脚(カメラを固定できるもの)
- カメラ(もう1台の撮影用スマホ)
- スマホ
- スマホのグリーン画像背景
の4点です。家にカメラや三脚がない人も多くいるでしょう。そんな場合は、三脚の代わりにテーブルなどの固定できるところ、カメラはもう1台の撮影用スマホを用意できれば撮影可能です。またスマホの背景は、あらかじめ無地のグリーン背景にしておきましょう。
●素材①「背景画像」
まずはカメラを三脚に固定し、スマホが映っていない状態で背景画像を撮影します。動画編集の難易度が高くなるため、今回の画像は、背景に動きのない静止画を撮影しましょう。
●素材②「背景とスマホの動画」
次に、カメラを動かさずにスマホと背景を撮ります。この際、スマホのグリーン背景と同じ色のアプリは、非表示にしておくこと。ホーム画面をアンロックしたり横向き表示に切り替えたりすると、より動画にリアリティが生まれます。
2.透明スマホの編集方法
透明スマホの編集を始めましょう。今回は、後述でも紹介するおすすめソフト「Filmora」を使った方法で解説。慣れれば誰でも簡単に、すぐに編集できるようになるため、しっかりチェックしましょう。
「Filmora」を起動して、2つの素材を取り込み編集しましょう。
Step1.「背景画像」を画面下部のタイムライントラック1にドラッグ&ドロップする
Step2.「背景とスマホの動画」をタイムライントラック2にドラッグ&ドロップする
Step3.「背景とスマホの動画」をダブルクリックし、「クロマキー」をオンにする
Step4.「クロマキー」の各項目で微調整する
Step5.「出力」から名前やフォーマットを選び、保存すると完成
Part2:透明スマホでオリジナルオープニングを編集する方法
透明スマホの編集に続いて、「Filmora」でオリジナルオープニングを作りましょう。透明スマホの汎用性は高く、さまざまな場面に使用可能です。今回は「スマホ画面にズームインし、画面内の動画に場面転換」する動画を目的に編集します。前述の「背景とスマホの動画」と、新たに用意した「場面転換後の動画」の2つを素材にして編集しましょう。
Step1.「場面転換後の動画」をタイムラインにセット、タイトルを挿入する
「場面転換後の動画」をタイムライントラックにドラッグ&ドロップ。トラック1にセットします。さらにオープニングタイトル用に、タイトルテロップを表記させましょう。「タイトル」タブから好きなテンプレートを追加。動画にあわせてタイトルのテキストや大きさ、位置などを変更します。
Step2.「背景とスマホの動画」をタイムラインにセット、スマホを透明化する
トラック3に「背景とスマホの動画」をドラッグ&ドロップでセットします。「クロマキー」をオンにし、スマホ画面内を透明化しましょう。
Step3.場面転換の切り替えアニメーションを追加する
再生ヘッドが最初に設定されていることをチェックした状態で、「背景とスマホの動画」をダブルクリックしましょう。「アニメーション」タブから「カスタマイズ」に移動し、「追加」を選択します。
今回は、タイトルテキストが出現するあたりまで再生ヘッドを移動。スマホ画面内がフル表示するまでズームインしたいため、「スケール」で拡大しましょう。スマホの画面内に場面転換し、タイトルが表示される動画が完成します。
Part3:透明スマホでオリジナルオープニングを編集できるソフト5選
透明スマホでオリジナルオープニングを編集できるソフトを5つ紹介。今回操作方法を解説した「Filmora」をはじめ、多くのソフトがあります。それぞれ使いやすいソフトを使用しましょう。
①Filmora
非常に簡単な操作とわかりやすい編集画面で、初心者からプロクリエイターまでおすすめのソフトです。無料の範囲内でできることが多く、透明スマホはもちろんあらゆる編集ができます。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- エフェクト、動画カット/結合、動画トリミング、動画テロップ挿入、音声調整
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、タイトル挿入、字幕編集
- PIP(画面分割)、無音検出アドオン、ARステッカー、AIポートレート
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
②MediaHuman Audio Converter
特徴:編集画面が非常にシンプルな動画編集ソフト。WindowsとMacの両方で使用可能です。iTunesに対応しているため、どちらかといえばAppleユーザーに人気があります。強いて欠点を挙げるとするなら、編集画面が英語表記なことです。
③Renee Video Editor
特徴:「Windows 10」のようなデザインが特徴。大きくシンプルなイラストでわかりやすく、直感的な操作が可能です。音声の分離や動画編集ができます。1本であらゆる編集をこなせる、多機能なソフトです。
④Aviutl
特徴:シンプルでわかりやすい編集画面が特徴の無料ソフト。カスタマイズ性が高く、プラグインを利用することで機能を拡張できることが魅力です。多機能で便利ですが、専門性が高いため上級者向けソフトとも言えるでしょう。
⑤Final Cut Pro
特徴:多くのプロクリエイターが使用している有名ソフト。MacOSに対応しており、高画質動画の編集が可能です。透明化や合成はもちろん、あらゆる編集ができます。前述の一部ソフトと同様、上級者向けで有料なことが難点です。
YouTube配信用のオリジナルオープニングやショートムービーなどに活用できる、「スマホ画面を透明にする方法」を紹介しました。さらに、スマホ画面を透明に見せるための動画編集ソフトを5選紹介。今回解説した編集方法は、動画編集ソフトの中の1台「Filmora」を使用しています。誰でも簡単に動画編集ができるためおすすめです。視聴者の目を引く魅力的な動画を作成しましょう。