キル集とは何?
キル集とは、バトル系のゲームで敵を倒す(キル)した瞬間や攻撃が決まったシーンのみを集め、テンポの良いBGMに合わせてかっこよく編集した動画のことです。
敵を倒したときの爽快感や、敵を倒すテクニックを勉強したりすることが目的で、動画の中でも再生回数の多い人気のカテゴリーです。今回はその編集テクニックをご紹介します。
Part1. ゲーム動画キル集を作成するには?
キル集は、スマホでもパソコンでも作成できます。
スマホの場合
スマホでキル集を作成するなら、スマホアプリを活用しましょう。iPhoneやAndroid自体の画面録画機能を使って録画。あとは、動画編集アプリで編集すれば完成です。
パソコンの場合
よりこだわったキル集を作成したいなら、やはりパソコンを使用したほうが編集しやすいでしょう。パソコンで作成する場合は、PC/スマホ/家庭用ゲーム機いずれのゲームを撮影するのかによって用意する機材が異なりますので、必要に応じて準備してください。
PC:PCのゲームを使用する場合には、グラフィックボードを搭載したものがオススメです。
キャプチャボード:キャプチャボードの代替としてゲームのプレイ画面の録画機能を使用することもできますが、FPS(フレームレート)が低い場合には映像が滑らかにならない可能性があります。
HDMIなどの各種ケーブル:スマホのゲームをPCで撮影する場合などに必要です。
ゲーム機本体:家庭用ゲームの場合に必要です。
動画編集ソフト:動画やBGMを編集します
キル集の動画は平均して5分ほどの短いものがほとんどです。1キルを30秒程度とすると、おおよそ5~10キルのハイライトシーンを用意しておけばよいでしょう。動画編集を行う前に、ハイライトシーンの前後1秒ほどの余裕を残して不要な箇所をカットしておくと編集作業がしやすくなります。
Part2. かっこいいキル集(Montage モンタージュ動画)を作成する方法
- カラー補正、トランジション、オーバーレイ、エレメント、字幕、タイトル編集を内蔵する
- 動画カット、分割、回転、トリミング、ミックス、結合などを備える
- 縦横比、色相、明るさ、速度、彩度、コントラストなども調整できる
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
- 初心者や専門家にとっても最高のビデオ編集ソフト
- 動画編集をもっと簡単に!
- 動作環境
- CPU:Intel i5以上のマルチコアプロセッサ、2GHzかそれ以上
- GPU::intelHDグラフィックス5000以上またはNVIDAGeForceGTX700以上
- メモリ:4GB以上が必須で、HDや4Kの動画を扱う場合は8GB以上が必要
- ディスク容量:10GB以上の空き容量が必要
【初心者向け】動画に映画風な色味をつける方法
では実際にFilmoraを使ってゲーム動画キル集を作成してみましょう。基本的なポイントは2つ。キル集には欠かせない編集テクニックなので、ぜひマスターしてくださいね。
ポイント1:ビートに合わせて編集しよう
ゲームのハイライトシーンを盛り上げるには、ノリのいいBGMをしっかりと映像に合わせることが大切です。
温かみのある雰囲気を演出
Step1.強めのビートの音楽をセレクトしたら、タイムラインにドロップする前にサウンドファイルを右クリック > [ビート検出] を選択します。ビート検出が完了したら、タイムラインにドロップしてください。ビートの箇所にはマーカーが付いています。ビート検出以外の箇所を使いたい場合には、手動でマーカーを付けてもOKです。
Step2.音楽にマーカーが付いたら、ハイライトシーンが収録された動画をタイムラインにドロップ。敵を倒したシーンや勝利の瞬間などのシーンをビートのマーカー箇所に合わせるように調整します。
ポイント2:スピードコントロール
ハイライトシーンとビートを合わせるには、動画をカットする方法もありますが、より正確に合わせるにはハイライトシーンのクリップの再生スピードをコントロールするほうがオススメです。
Step1.最初のハイライトシーンが終わった直後でクリップをカット。さらに、次のハイライトシーンの直前でクリップをカットします。[再生ヘッド] を移動しながら [ハサミ] でカットしましょう。切り取った真ん中のクリップを1つ上のトラックに移動しておきます。
Step2.2つ目のハイライトシーンのクリップをビートに合わせるように移動します。
Step3.1つ目と2つ目のハイライトシーンの間に当てはめるように、さきほど切り取った真ん中のクリップの再生時間を調整します。クリップを右クリック > [スピードと再生時間] から再生時間を設定すると、再生時間のスピードが調整されるので便利です。再生時間の設定が終わったら、1本のクリップに統合して完成です。ハイライトシーンにグリッチなどのエフェクトを追加してシーンを強調したり、遠くに見えている敵をズームしてキルしたりするなど、アイデアしだいでよりクリエイティブな作品に仕上がります。