動画編集ソフトFilmoraのキーフレーム機能
Filmoraのキーフレームアニメーションを使うと、クリップ、画像、またはその他のメディア上で、回転・スケール・ポジション・不透明度を指定したい2つ以上のポイントを設定できます。クリエイターはこのキーフレームを使って、アニメーションロゴ付きのイントロの作成、透けて見える特別なエフェクト、オリジナルの画像やピクチャーインピクチャーの表示等をいろいろ作成しています。
例えば、動画のタイムコード0分30秒の所で指定したイメージが画面左上に表示され、1分のタイミングでイメージが画面右下に移動するように、30秒間で画面を横切るような指定も簡単にできます。今回はFilmoraのツールを駆使しながら3つのテクニックを使って、動画でキーフレームを設定する方法をご紹介いたします。
動画編集のキーフレーム機能の使い方
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- 最新機能:ARステッカー、モーショントラッキング、キーフレーム、オーディオダッキング
- GIF作成、結合、画面録画、色調補正、カラーマッチ、動画カット
- 動画フィルター、タイトル、動画反転、トリミング
- 縦横比、色相、明るさ、速度、彩度、コントラストなども調整できる
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
①、ズームショットの作成方法
小さく映った被写体が段々ズームアップする演出です。被写体が小さく映っている静止画素材を用意しておきます。
Step1.Filmoraを起動したら、用意した素材をメディアライブラリーにインポートします。 タイムラインにドラッグ&ドロップで追加し、クリップをダブルクリックして編集画面を開きます。アニメーション→カスタム→「追加」をクリックして、デフォルトのキーフレームを追加します。
Step2.再生ヘッドをクリップの最後の部分に移動して再度キーフレームを追加します。この部分で、スケールを被写体が大きくなるように調整し、同時にポジションとフレームも調整します。これで、被写体が段々ズームアップする映像の完成です
②、モーションエレメントの作成方法
エレメントにアニメーションを加える演出です。
Step1.エレメントタグから使用したいエレメントを選びタイムラインに追加します。エレメントのクリップをダブルクリックして編集画面を開き、アニメーション→カスタム→「追加」でデフォルトのキーフレームを追加します。
Step2.再生ヘッドをクリップの一番最後の部分に移動して、再度キーフレームを追加し、スケールと回転を変更します。
※必要な場合は更にアニメーションを追加してください。
③、不透明度
キーフレームを使ってクリップの不透明度を変更すると、動画を更にドラマチックに仕上げることができます。
Step1.素材動画をインポートし、タイムラインに追加したらダブルクリックで編集画面を開きます。これまでと同様にクリップの最初の部分にデフォルトのキーフレームを追加します。
Step2.再生ヘッドをクリップの最後の部分に移動し、再度キーフレームを追加して不透明度を下げて完了です。
※このテクニックは動画の最後をドラマチックにフェードアウトさせたいときに使えます。また、シーンとシーンのつなぎ目に使うこともできます。
他にもキーフレームを駆使して、ロゴにアニメーションや、ピクチャーインピクチャーを加えたり、そのほか色々な動画を自由に演出できます。
*関連記事:アニメーションキーフレームの使い方
キーフレーム機能
今回ご紹介したように、Filmoraは簡単な操作でキーフレームを追加して様々なアニメーションを作ることが可能です。Filmoraはキーフレームの他にも、動画の被写体に画像やモザイクなどを追跡させるモーショントラッキングや、背景を透過させるクロマキー合成、などの高度な編集機能も簡単な操作でできるので、それらを組み合わせてイメージ通りの動画を作成することができます。
また、Filmstockと連携しているので、Webから使いたいエフェクトやエレメントを選んでダウンロードすることも可能ですし、様々な動画の雰囲気にあうパッケージがたくさんあるので、まとめてダウンロードすることも可能です。これらの機能や素材を使って作り上げた動画は、様々なデバイスやSNS用に出力できるフォーマットに対応しているので、出力時に選ぶだけでそれぞれに合った形式で出力できます。
更に、YoutubeやVimeoへは直接アップロードすることも可能です。簡単な操作でプロレベルの動画編集ができるFilmoraは初心者か上級者まで、どのレベルのユーザーにもオススメできる、無料で導入できる動画編集ソフトです。まだFilmoraをお持ちでない方は、オフィシャルHPからダウンロードできますので、是非ご利用してみてくださいね。