エンドロールとは
エンドロールは映画やテレビドラマなどでよく使われます。作品の終わりに、制作に携わった人たち(出演者・制作者・協力者)の名前や団体名を流れるように示す字幕のことです。別名で「スタッフロール」「クレジットタイトル」とも呼ばれます。
上方向や横方向に流れていくテロップが一般的で、結婚式ムービーでもよく見かけることでしょう。このエンドロールは、一般的に作るのが難しいと思われがちですが、動画編集ソフト「Filmora」のテキスト機能やエフェクトを使えば、簡単に作成できます!
今回の記事では、「Filmora」を実際に使いながら解説しますので、まだお持ちでない方は、無料版をダウンロードしましょう!
無料動画編集ソフト動画編集Filmora X
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- AIポートレート、ARステッカー、モーショントラッキング、キーフレーム、オーディオダッキング
- 動画分割、結合、画面録画、色調補正、カラーマッチ、ゲーム配信用の録画モードなどを搭載
- 動画フィルター、タイトル、画面録画、動画反転、トリミング、ミックス、結合などを備える
- 縦横比、色相、明るさ、速度、彩度、コントラストなども調整できる
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
Part1:上へ流れるエンドロール
映画でよく使用される。背景画像や大きめの文字で見た人にインパクトを与えたいときに最適。
>> Step1.エンドロールのベースを作成
- ・トップメニューの【ファイル】から【プロジェクト設定】を選択
- ・フレームレート設定を【24 fps】に変更
- ・【タイトル】タブから【エンディング】を選択
- ・【クレジット1】をビデオのタイムライン2に追加
- ・入力されている文字を打ち換える
- ・クリップの長さを調整し、エンドロールが流れる速さを調整
- ・文字の大きさを変更
- ・ビデオのタイムライン1に背景や動画を追加
>> Step2.文字にシャドーを入れ、文字を見やすくする
- ・【高度編集】内の【カスタマイズ】から【テキストシャドー】ボックスをチェック
>> Step3.背景を暗くし、文字を見やすくする
- ・ビデオトラック1の画像をダブルクリック
- ・【色】設定内の【彩度】と【明度】の値を下げる
- ※ 複数の背景を使用している場合は、テキストと背景の間にサンプルカラーのブラックを追加し、不透明度を10~20%に下げると全てのクリップを一括で暗くできる。
応用編
背景を全画面ではなく、文字と横並びにして、小さく表示する方法を以下で解説。背景に複数の画像や動画を使用している場合の調整方法も以下で説明。
- ・右上のプレビューウィンドウで画像のサイズを調整
- ・クリップ1の背景画像すべてを選択し右クリック
- ・【フィットサイズにクロップ】を選択
- ・必要に応じてトランジションを挿入
- ※ クリップの位置を調整したい時は、クロップボタンから調整することもできる。
Part2:横へ流れるエンドロールの作り方
テレビ番組でよく使用される。画面下部のみに表示されるので、動画の内容を邪魔したくない時に最適。
- ・【タイトル】タブから【プレーンテキスト】を選択
- ・【ベーシック1】をビデオのタイムライン2に追加
- ・【メモ帳】などのテキスト編集ソフトを起動
- ・上段と下段をそろえるようにテキストの位置をスペースで調整
- ・テキストをコピーし、Filmoraのタイトルにペースト
- ・【アニメーション】から【左ロール】をクリップに適用
- ・クリップの長さを調整し、エンドロールが流れる速さを調整
- ・ビデオのタイムライン1に背景や動画を追加
- ※1 表示したい名前が多い場合は、3行や4行にしてもよい。
- ※2 必要に応じて、①で説明したように、文字にシャドーをいれたり背景の明度を下げたりする作業を行う。
Part3:画像を使ったエンドロールの作り方
高度テキスト編集を使って、複数のテキストボックスや画像を使った、こだわりのエンドロールを作る方法。
>> Step1.エンドロールのベースを作成
- ・【タイトル】タブから【プレーンテキスト】を選択
- ・【ベーシック1】をビデオのタイムライン2に追加
- ・タイムライン2のクリップをダブルクリック
- ・【高度編集】を選択
- ・必要に応じてテキストボックスや画像、イラストを追加
>> Step2.画面外の下部に入れる素材を作成
- ・【ビデオ】内の変形設定からポジションYを調整
- ・表示したいクレジットを完成させる
- ・クリップの【アニメーション】から【カスタマイズ】を選択
- ・クリップの最初と最後の位置をキーフレームで設定
- ・キーフレームの最初を画面下部の見えない位置に来るようにY軸の位置を調整
- ・キーフレームの最後を画面上部に抜けきるようにY軸の位置を調整
- ※キーフレームを使用すれば、任意のタイミングでしばらく止めたり、途中からスクロール方向を変えたり、自由に動かすことも可能。
かっこいい映画風エンドロール
難しく感じたかもしれませんが、実際に編集ソフトを触りながらやれば意外と短時間で作成できます。まずは、お友だちの結婚式で撮影した動画を試しに編集してみてもいいですね!この記事で得た知識を応用して、オリジナリティーが溢れるエンドロールの作成に、ぜひチャレンジしてみてください!