サイバーパンク風の動画
動画を観たとき、かっこ良く加工された文字が目を引くことがあるでしょう。文字の加工は難しく見えますが、動画編集ソフトを活用すると簡単に加工することが可能です。文字の加工方法を身につければ、完成度の高い動画に仕上がるでしょう。ここでは、Filmoraでサイバーパンク風の文字やヴェイパーウェイブテキストに加工する方法についてご紹介します。
Part1:サイバーパンクテキストとは
サイバーパンクとは80年代に流行したSFジャンルの一つで、キラキラと光るネオンサインや高層ビル群が立ち並ぶ繁華街など近未来的な世界観のことを指します。そんなノスタルジックな雰囲気を演出した文字加工のことをサイバーパンクテキストと言います。80年代風のレトロな雰囲気を出したい場合は、ヴェイパーウェイブテキストを作成するのもおすすめです。
Part2:文字をサイバーパンク風に加工する方法
最新バージョン登場!Filmora (フィモーラ)
- トランジション、エフェクト、エレメント、動画結合、動画カット、動画テロップ挿入
- BGM編集、雑音除去、キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成
- キーフレーム、モーショングトラック、オーディオダッキング、カラーマッチ
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
サイバーパンク・ヴェイパーヴェイヴテキストの作り方
ここからは、サイバーパンク風文字の作り方を解説していきます。
Step1.文字を作成する
左側の「タイトル」タブから「プレーンテキスト」を選び、「ベーシック6」をタイムラインに追加します。文字の入力スペースが表示されますので、好きな文字を入力しましょう。使用するフォントはどれでも問題ありませんが、太いフォントの方がサイバーパンク風のエフェクトが映えます。テキストクリップを複製して、トラックを上下に重ねます。一旦下のトラックは非表示にしましょう。
Step2.文字を細かく編集する
上のクリップを選択し、「高度編集」をクリックします。「テキストの塗りつぶし」のチェックを外し、「テキストの境界線」にチェックを入れて境界線の色を変更します。色が決まったら「OK」をクリックします。次に下のトラックを選択し、「高度編集」をクリックしましょう。「テキストの塗りつぶし」の色を上のクリップと同じものに変更します。テキストのエフェクトは影のあるタイプを選びます。
Step3.文字をネオンサインのように光らせる
下のトラックを選択したまま、左上のメニューより「トランジション」の「ライフスタイル」項目にある「水玉」を追加します。左上メニューの「エフェクト」をクリックし、フィルター項目の「コモン」から「グロー」を選ぶことで文字を光らせます。グローは透明な部分には効果がありませんので、テキストクリップを上に移動させて下のトラックに「サンプルカラー」の「ブラック」を追加しましょう。テキストクリップの上に「グロー」を3つ追加すると少し光が強い状態のテキストになりますので、エフェクトクリップをダブルクリックしてパラメーターを調整します。
Step4.エレメントを追加する
最後にエレメントをあしらいます。Filmoraのサイバーゲームパックがありますので、好きなエレメントを追加しましょう。
Part3:文字をヴェイパーウェイブテキストに加工する方法
次に、文字をヴェイパーウェイブテキストに加工する方法をご紹介します。
Step1.文字のデザインを変更する
左上の「タイトル」より「プレーンテキスト」をクリックします。「ベーシック6」をタイムラインに追加したら、文字を入力してイタリック(斜体)に変更します。テキストクリップを複製して、トラックを上下に重ねます。
Step2.文字のデザインを変更する
上のトラックを選択して、「高度編集」をクリックします。「テキストの塗りつぶし」の色は白のままで、エフェクトは文字の中が透明になるタイプに変更して、ぼかしを12に設定します。「テキストの境界線」にチェックを入れて、色を白、ぼかしを4、サイズを1に設定しましょう。ビデオタブに切り替えて、合成項目の描画モードを「覆い焼き(リニア)」に変更します。下のテキストトラックの高度編集を開いて、テキストの塗りつぶしのタイプを「グラデーション」に設定します。グラデーションの色は好みで選び、角度を90度に変更しましょう。「テキストシャドー」にチェックを入れて色を選択し、ぼかしを0、距離を6に設定します。
Step3.文字に背景と動きをつける
上下のテキストクリップに「トランジション」のベーシック項目にある「ブラインド」を追加しましょう。追加したトランジションをダブルクリックし、持続時間を1秒に変更して「すべてに適用」をクリックすると、下のクリップにも適用されます。テキストクリップを上のトラックに移動して、「エレメント」の「レトログリーンスクリーン背景パック」の中から好みのエレメントをトラックに配置します。テキストクリップを1秒から開始するように調整し、キーフレームのスケールを100〜150%に設定したら完成です。
文字を加工してかっこいい動画を作ろう
SF感のあるサイバーパンクテキストやレトロなヴェイパーウェイブテキストを活用することで、目に留まりやすい動画を作成することが可能です。文字の背景を変更したりアニメーションを追加すれば、オープニングやアイキャッチとしても活用できます。今回ご紹介した作り方を参考にしながら、色やエフェクトを調整して自分の動画に合った編集に仕上げましょう。