人物を切り抜きする
写真や動画の人物を切り抜くことができると、背景を自在に変えてさまざまな演出が可能になります。今回は、動画の人物を切り抜きする方法とその活用例をご紹介します。アプリおすすめランキングTop10も参考にしてくださいね!
Part1:動画の人物を切り抜きできるアプリおすすめランキングTop10
No.1 InShot:InShot Video Editor
特徴:対応OS:iPhone/iPad/Android
クロマキー機能を搭載。選択した色で背景を削除できます。
No.2 クロマキー動画合成アプリ:GOM & Company
特徴:対応OS:Android
撮影しながらクロマキー合成ができるアプリです。
No.3 PowerDirector:Cyberlink Corp
特徴:対応OS:iPhone/iPad/Android
音声編集、字幕入れ、クロマキー合成なども行える高性能アプリです。
No.4 動画トリミングとカット:ZipoApps
特徴:対応OS:Android
クロップとトリミングで動画の不要な部分を削除できます。また、ぼかしや色調の調整も可能。
No.5 VLLO ブロ:vimosoft
特徴:対応OS:iPhone/iPad/Android
動画の分割や字幕の追加、BGMの挿入が可能です。プレミアム有料機能を利用すれば、クロマキー合成も可能です。
No.6 Magic Green Screen Effects Video Creator:BadonguTech
特徴:対応OS:Android
グリーンスクリーンを使用して被写体と背景を合成します。
No.7 AI Green Screen:Haavepaja
特徴:対応OS:Android
画像や動画のAI背景除去が行えるカメラ系アプリです。
No.8 Casttingo - ライブ配信用のクロマキー合成アプリ:Apowersoft
特徴:対応OS:Android
ライブ配信用のクロマキー合成アプリで、自由に背景や文字を変更することができます。
No.9 VivaCut:VivaCut professional video editor
特徴:対応OS:Android
動画分割、音楽加工、クロマキー合成などができる動画編集アプリです。
No.10 Motion Ninja:changpeng
特徴:対応OS:Android
キーフレーム、3D効果、クロマキー&グリーンスクリーン機能などを搭載した高機能アプリです。
Part2:無料動画編集ソフトFilmoraで人物を切り抜きする方法
Filmora(フィモーラ)で人物を切り抜きするには「AIポートレート」を使います。一般的に人物を切り抜くにはグリーンスクリーンを利用することが多いのですが、AIポートレートを使えば面倒な作業はいっさい不要。自動的に人物を認識して切り抜いてくれます。
さらに、AIポートレートは人物を切り抜くだけではなく、背景と人物との境界線に効果を付けたりすることができます。では実際に使い方と活用方法を見ていきましょう。
実況画面を盛り上げよう
スポーツ観戦や料理番組など、被写体と背景を合成することで臨場感を表現できるシーンは数多くあります。ここでは、ゲームプレイ画面とプレイヤーを合成してみましょう。ゲームのワクワク感が倍増しますよ。
最新バージョン登場!Filmora X(フィモーラ)
- エフェクト、エレメント、動画結合、動画トリミング、動画テロップ挿入、音声調整、ノイズ除去
- キーフレーム、モーショントラッキング、クロマキー合成、タイトル挿入、字幕編集
- PIP(画面分割)、無音検出アドオン、ARステッカー、AIポートレート
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
- 背景(ゲームプレイ画面)を1段目のトラックに乗せます。
- 被写体(プレイヤー)を2段目のトラックに乗せます。
- [エフェクト] > [AIポートレート] > [セグメンテーション] を被写体のクリップにドロップして適用します。
- 背景と被写体のクリップのサイズや位置を調整します。
実況内容や声援などのテキストを入れて動画のアクセントにするのもオススメです。
AIポートレートには [セグメンテーション] 以外にも多くの効果が用意されています。複数の効果を適用できますので、被写体にドロップしていろんな演出を試してみてください。
不思議な空間に迷い込んだ!? ~MVにも使えるテクニック
AIポートレートで背景を不思議な空間にしたり、訪れたことのない場所に差し替えたりする、という使い方もできます。MVやクールな演出などにも応用できるテクニックです。
AIポートレートを追加したら、[ビデオ] > [ビデオエフェクト] から調整できます。境界線の色やサイズなどを変更してオリジナルのエフェクトにしてみましょう。
人物の後ろにテキストを表示~VLOGやオープニングにピッタリ~
セグメンテーションを使ったオススメのテクニックをもう1つ!実際の風景に溶け込むように人物の後ろにテキストが表示されるクールな演出です。
- 動画を1段目のトラックに乗せます。
- 同じ動画を3段目のトラックに乗せます。3段目の動画にだけ [エフェクト] > [AIポートレート] > [セグメンテーション] を適用します。
- 2段目のトラックにお好きなテキストなどを乗せて位置を調整します。
要チェック!Filmoraの被写体認識機能
AIポートレートでは被写体を認識することで、人物を切り出したり、背景との境界線に効果を付けたりすることを実現しています。実はFilmoraにはAIポートレート以外にも、被写体認識を利用した機能が搭載されています。Filmora Windows版V10.5から導入された新機能です!
顔を自動認識して追跡する~ARステッカー
被写体の顔を認識して動きを追跡しながらステッカーを表示することができます。使い方は簡単。[エフェクト] > [ARステッカー] からお好みのステッカーを選んで対象のクリップの1つ上のトラック、または直接クリップにドロップして適用するだけです。
おもしろい動画や、思わず微笑んでしまう可愛らしい動画に早変わり。みんなと共有する動画のアイテムとしても大活躍しそうです。
被写体を画面中央にとらえながら動きに合わせてトリミング~オートリフレーム~
SNSやメッセージアプリで動画を共有するときに便利な機能です。被写体を常に画面の中央にとらえながら、動きに合わせてトリミング。不要な背景を削除した動画を保存&エクスポートできます。
- メディアライブラリーで動画を選択 > 右クリックしてポップアップメニューを表示 > [オートリフレーム] を選択します。
- 画面左側の [アスペクト比] などを選択したら、[分析する] ボタンをクリックします。
- 分析が完了すると自動的に動画が再生されます。被写体の位置などを確認しましょう。
- 動画を保存するには、[エクスポート] ボタンをクリックします。
AIポートレートをはじめとする被写体認識機能の応用範囲は広いですね!ぜひ人物以外の動画でも試してみてください!