動画クロマキー合成
「クロマキー合成」は、一般的にグリーンスクリーンを使用してその背景を置き換えることでバーチャルなシーンを演出することができます。天気予報やニュース番組、VFX映画などで活用されているクロマキー合成は、視聴者に臨場感を与え、伝えたい情報がより伝わりやすくなる効果を持っています。
フルカラー対応のソフトであれば、グリーン以外の色を指定してクロマキー効果を利用することも可能。今回は、アイデアしだいで洗練された動画を作成できるクロマキー合成機能を搭載したソフトをご紹介します。ぜひ動画編集テクニックのひとつとして参考にしてみてください。
おすすめクロマキー合成ソフト
- カラー補正、トランジション、オーバーレイ、エレメント、字幕、タイトル編集を内蔵する
- 動画カット、分割、回転、トリミング、ミックス、結合などを備える
- 縦横比、色相、明るさ、速度、彩度、コントラストなども調整できる
- ローカル、デバイス、ウェブサイトとDVDの四つの方式で動画を出力できる
- 初心者や専門家にとっても最高のビデオ編集ソフト
- 動画編集をもっと簡単に!
- 動作環境
- CPU:Intel i5以上のマルチコアプロセッサ、2GHzかそれ以上
- GPU::intelHDグラフィックス5000以上またはNVIDAGeForceGTX700以上
- メモリ:4GB以上が必須で、HDや4Kの動画を扱う場合は8GB以上が必要
- ディスク容量:10GB以上の空き容量が必要
基本のグリーンバック撮影方法、編集テクニック
特徴:直感的な操作性と、洗練されたインターフェイスを採用。動画編集の初心者でもプロのような仕上がりを実現することができます。無料体験版は無制限でお試し可能です。さまざまな機能をじっくり吟味していただけます。Filmoraでクロマキー合成を実現するには、グリーン画像を用意してインポートしたらタイムラインにドロップ。グリーン画像のクリップをダブルクリックして [クロマキー] のチェックボックスをOnにするだけで完成です。グリーン以外の色も指定できるので、撮影した映像に応じてクロマキー合成できるのもうれしいポイントです。Filmora以外にもクロマキー合成可能なソフトが多数あります。ほんの一部をご紹介しましょう。
1.PowerDirector
特徴:初心者からプロまで使える動画編集ソフトです。マスク&ブレンドモードで芸術的な作品に仕上げることも可能。キーフレーム、モーショントラッキングなどの機能も搭載しています。
長所簡単操作で初心者でも使いやすい
短所すべての機能を使いこなすまでに時間を要する
2.Adobe After Effects
特徴:2Dアニメーションや、リアルなバーチャルリアリティ動画を作成することが可能なプロ仕様のアニメーションソフトです。ロトスコーピング技術を使用しており、より自然なグリーンバック動画を作成することができます。
長所他のAdobeソフトとの連携ができるため、高品質なアニメーションを簡単に作成できる
短所インターフェイスが多少複雑
3.Final Cut Pro X
特徴:クロマキー合成や、2Dアニメーション、3Dなどさまざまなビジュアルエフェクトを作成することができる、プロ向けの動画編集ソフトです。
長所マルチカム対応/充実した整理ツールを搭載
短所Mac環境でのみ使用可能/価格設定が高め
4.Adobe Premiere Pro
特徴:多彩な編集設定とハイエンドな機能を提供する人気の動画編集ソフトです。グリーンバック機能にはカラーキーとルミナンスキーの2種類があり、動画の色こぼれ防止ツールも用意されています。
長所元のメディアファイルを変更することなく動画を編集できるノンリニア編集が可能
短所習得時間が必要
5.HitFilm Pro
特徴:モーショングラフィックスやVFXショットを作成するのに役立つ豊富なエフェクトライブラリを内蔵した2D・3Dコンポジターです。
長所充実したコンポジティング機能を搭載
短所レンダリング時間がかかることがある
おすすめクロマキー合成ソフト
クロマキー合成は、見せたくない背景を入れ替えるだけではなく、バーチャルな空間を表現するなど工夫と発想力しだいでさまざまな応用ができる編集テクニックです。無料、または比較的安価なソフトでもクロマキー合成できる動画編集ソフトはありますが、今後どのような動画を作っていきたいのか、その用途に応じてソフトを選択するのがベストでしょう。