動画では当たり前のように使われる早送り、いわゆる倍速編集ですが、初めて動画編集に挑戦しようとするとこれだけでもなかなかハードルが高く大変です。そこで今回はmacで使用率が高いPremiere proを使って実際に倍速編集を行う方法について、stepごとに分けて解説していきます。またPremiere proがお持ちのPCで上手く動かない、または使いづらかった時のための代替ソフト紹介もしていきます。
Part1:Premiere pro(プレミア プロ)で動画を早送りする方法・手順
>> step1.Premiere pro(プレミア プロ)を起動したらまず「新規プロジェクト」を選択しましょう。どのような編集を行ったか?という行程内容がプロジェクトファイルというものに保存される形になりますので、途中までやった作業を保存して、次回以降続きをやる場合はこの保存しておいたプロジェクトファイルを読み込む形になります。そのためプロジェクトファイルには内容がわかりやすい名前を付けておくと良いでしょう。
>> step2.動画ファイルのサイズが極端に大きくなりすぎる問題が有るので、必要なラインギリギリに収めるのが良いでしょう。左上の「ファイル」→「新規」→「シーケンス」の順番に選択していきます。特にこだわりがなければ「AVCHD」→「1080p」→「AVCHD 1080p 30」となっていればちょうどよいバランスのシーケンス設定になります。
>> step3.Premiere pro(プレミア プロ)では動画に使う素材は、事前にソフトで読み込んで準備しておく必要があります。左上の「ファイル」から「読み込み」を選択すると、読み込む素材を選択する画面が開きます。この画面から目的の動画ファイルを選択して「開く」を選択しましょう。複数ある場合はドラッグして範囲選択で複数選んでから開けば手間が省けます。読み込みできたかどうかは、左下の一覧に読み込んだファイルが追加されることでわかります。これで動画編集の大まかな下準備ができたことになります。
>> step4.実際に編集作業に際して、作業台に当たる部分が右下にあるタイムラインと呼ばれる領域です。左下に先程読み込んだ動画を、今度はドラッグ&ドロップで右下のタイムラインへと移しましょう。するとタイムラインに動画ファイルが追加され、右上のプレビュー画面に、実際に再生したらどのように映るのか?が表示されます。
>> step5.タイムラインに追加された動画ファイルを右クリックするとメニューが出ますので、その中から「速度・デュレーション」を選択します。すると速度設定の小窓が開きます。ここで速度の%数値を100以上にすれば早送りすることができます。逆に99未満にすることで動画の速度を遅くすることも出来ることも覚えておくと便利です。また動画に音声がついている場合、倍速をかけると基本的に音声は高音になってしまいますが、ここで「オーディオのピッチを維持」にチェックしておくことで、音程を保ったまま倍速することができます。
Part2:Premiere pro(プレミア プロ)代替品ー無料動画編集ソフトFilmora X for mac
無料動画編集ソフトFilmora Xで動画を早送り(倍速)する方法
特徴:Filmora X for macは操作が比較的かんたんな点が挙げられます。例えば先程の動画倍速手順の中で言うとプロジェクト作成とシーケンス作成が、プロジェクト作成の方に纏められているのでややこしくならずわかりやすくなってます。また画面構成も大きな違いはなく、タイムラインがやや広めに取られているので編集中の素材の関係性なども把握しやすいです。また多機能性もこのFilmora X for macの大きな特徴で、動画編集だけに限らず、PC画面の録画によって動画素材を作り出すことが出来たり、画像の編集機能、音声編集機能などがまとめて備えてあります。また動画を作った後にyoutubeなどの動画サイトへそのまま投稿してくれる機能などもあります。
メリット:動画編集に必要な機能がまとまっていて高機能、しかも無料で使うことができます。
動画編集に必要な素材の録画や加工から、動画の編集、さらには作った後に投稿サイトへアップロードして公開するところまで、このソフト一つですべてカバーしてくれるのが非常に大きなメリットです。通常であれば複数の様々なソフトを併用しなければならず複雑になる作業も、Filmora X for macならコレ一本で完結です。また本来は有料ソフトであるFilmora X for macには無料版が用意されていますが、この無料版、実は有料版と機能の違いは有りません。
動画を早送り編集で見やすくしよう!Premiere pro(プレミア プロ)が合わないときはFilmora X for macがオススメ!
動画において早送り編集は、動画のテンポを上げて見やすくするためにとても大切な工夫の一つです。Premiere pro(プレミア プロ)であれば上記の手順に従って操作すれば早送り可能でしょう。Premiere pro(プレミア プロ)が上手く動かなかったり、手に馴染まないといった時は、より簡単な操作でより複数の機能を備えているFilmora X for macを試してみるのがおすすめです。