Macでスムーズな日本語入力を

■Macでスムーズな日本語入力を

今まではWindowsで文章を作成したりしてきたけど、Macに変えてみたらWindowsと少し違うところがある・・・と思った人はいませんか？WindowsにはMicrosoft IMEと言う言語入力プログラムがあり、それを通して日本語を入力しますが、MacにはMicrosoft IMEがありません。その代わり日本語版のMac OSに「ことえり」と言う言語入力プログラムがあります。このことえりを使って日本語入力をしていきましょう。

■では、「ことえり」の使い方をご説明しましょう。

まず、システム環境設定→言語とテキストを開きます。

そして、入力ソースからことえりにチェックが入っているのを確認します。

入っていない場合は日本語入力ができません。そのすぐ下に「ひらがな」「カタカナ」・・・「アイヌ語」とありますが、「ひらがな」「カタカナ」「全角英字」「半角カタカナ」「英字」にチェックを入れておきましょう。

これでチェックを入れた項目の文字を使う事ができます。 では、さっそく文字を入力してみましょう。テストの意味でテキストエディットを開きます。そして日本語を入力していくのですが、普通に入力していくと英字にしかなりません。

ひらがなを入力したい時には「かな」キーを押しましょう。Windowsで言う右Altキーの左にある「ひらがな、カタカナ、ローマ字」キーに当たります。これでひらがなを入力する事ができます。「あれ？「かな」キーがどこにも見当たらないよ？」と言う方はUS版キーボードを使っているのだと思います。「US版キーボードだと日本語が入力できないって事？もう無理じゃん！」と思ってしまうかもしれませんが、「かな」キーでなくてもControl+Shift+Jを押すとひらがなが入力できるようになります。同じようにカタカナ、全角英字、半角カタカナ、英字なども挙げていくならば ひらがな　

Control+shift+J(JIS版は「かな」キーでも可) カタカナ　Control+shift+K(JIS版はShift+「かな」キーでも可) 全角英字　Control+shift+L 半角カタカナ　Control+shift+;(セミコロン) 英字　Control+shift+:(コロン)(JIS版は「英数」キーでも可) になります。これでひとまず基本的な入力はできるようになるでしょう。

「一個ずつ覚えるのはちょっと面倒」と言う人はひらがなから英字まで選べる切り替え方法としてCommand+Option+Spaceがありますのでこちらを使うのもいいでしょう。 次に変換方法ですが、文字を入力している時に「ひらがなで入力してきたけど、全部カタカナにしたい」と思った時、Windowsなら文章確定前にF7キーでカタカナにする事ができました。しかし、Macでは方法が異なります。上記の悩みでカタカナに変える場合には Control+Kを押す事でカタカナに変換されます。同じようにひらがな、半角カタカナなども挙げていくならば

ひらがなに変換　Control+J(Windowsで言うF6) カタカナに変換　Control+K(Windowsで言うF7) 全角英字に変換　Control+L(Windowsで言うF9) 半角カタカナに変換　Control+;(セミコロン) (Windowsで言うF8) 英字に変換　Control+:(コロン)(JIS版は「英数」キーを二回でも可) (Windowsで言うF10) になります。

また、JIS版なら半角英数字をひらがなに変換する事もできます。「かな」キーを二回押すと「hiragana」が「ひらがな」になります。ここまで覚えられれば後はWindowsの時のようにSpaceキーで変換、二度押しで変換候補表示、部分変換のSpaceキー後の左右キー、さらに変換区切りを調節するShift+左右キーなどは差はないので自然にできるでしょう。

文章のコピー＆ペースト、切り取り、やり直しもWindowsではCtrl+C,V,X,ZだったのがCommand+C,V,X,Zでできます。 全てショートカットキーでできる事を前提に書いていますが、マウスでも当然できます。その場合は画面右上にMicrosoft IMEのように文字入力を切り替えできるところがありますので、そこで適したものを選んで使いましょう。これだけできるようになれば特に困る事はないと思います。他にもまだまだ便利なショートカット機能などがありますが、気になる方は調べてみましょう。

では、これらを活用してスムーズに文章を作成して行きましょう！