高画質の画像や動画など、大容量のデータを取り扱う機会が増えています。当然ながら、HDD(ハードディスク)にかかる負担も相当なもの。HDD内の大切なデータを保護しつつ、HDDの容量や性能をUPさせて、安心に使えるようにしたいとは思いませんか?そんな時は、HDDをクローン・コピーすることをお勧めします。
そこで、今回は、HDDのクローンはどんな時に活用できるのか、フリーソフトでクローンするにはどうするのかについて、ご紹介したいと思います。
HDDをクローンすることには、大きく2つの役割があります。
パソコンは、購入した直後はサクサク動いていても、長年使っていると、ソフトの起動に時間がかかったり、容量の大きなファイルを開くときに時間がかかったり、フリーズしたりと、様々な不具合が生じます。そこで、ストレージを増やしたり、処理能力を高めるために、HDDをより高性能のHDDやSSDに換装することをお勧めします。そうすることで、HDD全体を別のHDDやSSDにクローンすることで、安全かつ効率的にアップグレードすることができます。
内蔵されたHDDは、使い続ければ経年劣化する消耗品です。いつ使えなくなるかわかりません。また、何だかの故障や水濡れ、落下、誤作動などで突然データが消失してしまう可能性もあります。そんな時に備えて、HDDをクローンしておけば、データ消失の不安から解放されます。
HDDをクローンする方法として最もお勧めしたいのが、HDDからSSDへの交換です。交換作業はとても簡単で、パソコン本体のフタを開けてネジを外したり、ケーブルを抜き差しするだけです。
HDDからSSDへの交換を行えば、HDDのデータをそのままSSDにクローン・コピーできます。
また、交換前のHDDに入っているWindows 7やWindows 10といったOS、ソフトのデータなどは、そのままSSDに移行されます。
HDDからSSDへとデータを移行する際の手順は以下の通りです。
こんな感じです。OSはクリーンインストールしてもデータ移行してもいいです。
なお、データ移行のためのクローンソフトは無料のものでもたくさんありますが、ここでは「AOMEI Backupper Standard」をご紹介します。
「AOMEI Backupper Standard」は、無料のソフトでありながら、HDDクローンはもちろん、パーティションクローン、システムバックアップ&復元、ブータブルメディアの作成、バックアップスケジュールの設定といった様々な機能を、簡単かつスピーディーに利用できるので、初心者の方にもおすすめです。
HDDをクローンするにあたり、バックアップがうまくいかずに、大切なデータが消失してしまう可能性があります。そんな時には、データ修復の専門ソフト 「Recoverit(リカバリット)」の力を借りましょう。
Recoveritは、どんな状況下で消失したデータであっても復元ができる驚きの性能を持っています。例えば、削除したファイルやゴミ箱をはじめとして、フォーマットデータ、パーティション、外付けデバイス、ウイルス攻撃データ、システムクラッシュにいたるまで、原因が何かにかかわらず、あらゆる消失データを復元することができます。
また、対応できるファイル形式も、何と1000種類以上!ドキュメントや画像、動画、音声、Eメールなど、幅広く対応していて、守備範囲がとてつもなく広いです!
気になった方は、ぜひ無料ダウンロード版を利用してみてください。
以下のことは「Recoverit」を利用して、HDD(ハードディスク)のデータを復元する手順を紹介します。
「Recoverit」をダウンロードして、インストールします。メイン画面からファイルを復元したいHDDを選択して、HDDのデータの検索が始まります。
HDDのデータの検索が完了できましたら、HDDの復元したいデータを選択して、復元ボタンをクリックします。
保存先を選択して、また「復元」ボタンをクリックし、HDDのデータの復元が開始します。
HDDの大切なデータを消失から守ったり、より高性能なHDDやSSDに換装するために、HDDをクローンしますが、手順は難しくはありません。無料のクローンソフトを活用すれば、コストもかけず手軽に実行できます。また、もしクローンする際に、データが消失してしまった場合には、データ復元ソフト「Recoverit – 強力なHDD復元ソフト」を利用すれば、安全かつ確実にデータを復元することができます。
もうこれで、HDDをクローンすることを恐れる必要はありません!
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