SDカードは小さくて持ち運びが便利というメリットがあります。一方、使用方法に応じてデータが破損したり、壊れやすいといったデメリットもあります。ここでは、SDカードのデータが破損する原因とその対処法を3つご紹介していきます。対処は原因によって使い分けが必要ですから、効果的な対処法をよく見極めることが大切です。
SDカードの破損の原因は、大きく分けて物理的な要因と論理的な要因に分けられます。
・SDカード本体が破損した場合。折れたり曲がったり、コネクト部分が摩耗してしまうなども含む。
・水濡れや水没により正常に使えなくなった場合。
・過度の加熱により破損してしまった場合。
・過剰な電圧がかかってショートしてしまった場合。家の電気のブレーカーが落ちた時などは、過電圧のことがよくある。
・書き込み回数が上限を超えた場合。およそ30万回から100万回の間が目安。
・メーカー保証の動作期間を過ぎた場合。使用環境にもよるが、早いと2年位で案内しているメーカーもある。
・強い衝撃が加わった場合。硬いものに強くぶつけた、車に踏まれたなど強い衝撃には弱い。
・データの読み込みや書出し中にSDカードを抜いてしまった場合など。
・SDカードが動作中に、停電などで強制的にシャットダウンしてしまった場合など。
フォーマットとは、SDカードを工場出荷時の状態に戻す方法です。お手持ちのパソコン以外でも、カメラやビデオでも手軽に操作できる点がメリットです。通常の操作手順は本体の表示に従って進められるので、詳しくない人でも簡単にできます。カードの中に入っているデータはすべて消去されてしまうので、データはいらないけれどカードは引き続き使っていきたいという人向けの対処法になります。
※注意:データの破損が物理的な場合には実行できない場合もあります。
SDカードのデータを何とか復元したい人は、専門業者に依頼する方法が非常に有効です。専門家ならではの知識と技術でデータを復元してくれます。かなり広範囲のメディアやデータ形式にも対応できますので、困ったらまず相談してみるのもいいでしょう。
自力でデータを復元しようとすると、知識や技術不足からカードだけでなく、その周辺機器にも思わぬトラブルが併発することがあります。安全に安心してデータ復元をしたい人向きの対処方法です。
復元はもちろん有料になりますが、SDカード内のデータが復元に必要な費用以上の価値があるものなら、迷わず依頼することをお勧めします。
自力でデータを復元したい場合、 「Recoverit(リカバリット)」という注目されているフリーソフトを利用する方法があります。Recoveritは無料でありながら、かなりの高性能を誇るソフトです。ネットから簡単にダウンロードできますし、製品登録を済ませるだけで気軽に使える点が魅力です。
注目される要因として、操作が非常に簡単である点が挙げられます。大きく3つのステップを踏むだけで、データの復元が可能です。画面もシンプルで見やすい点も評価を受けています。550以上のファイル形式に対応している点や処理速度の速さは、快適なデータ復元作業を実現してくれます。
また、24時間で操作に関する無料サポートを実施していますので、困ったらすぐに相談できる窓口があるのも多くの人から支持される理由です。とりあえず自力でデータ復元を試してみたいという人には、うってつけのソフトと言えます。よりたくさんの機能を実装した有料版もありますので、乗り換えることもできます。
「Recoverit」の主画面からデータを復元したいSDカードを選択します。「開始」をクリックして、選択した場所のスキャンを始まります。
スキャンが完了できましたら、破損したSDカードの復元したいデータを選択して、復元ボタンをクリックします。
保存先を選択して、また「復元」ボタンをクリックし、破損したSDカードのデータの復元が開始します。
「正常に復元しました」画面が表示され、復元が完了できます。
簡単な3つのステップだけで破損したSDカードのデータを復元できます。 破損したSDカードのデータが消失ことを困った時に、試してみてください!
SDカードが折れたり水没したなど、物理的な原因による場合は専門業者に対処を相談するのが無難です。カードには試用期限や回数が決まっていますので、無理な使用はしないことも重要です。また、自力でのデータ復元を試してみたい人は、フリーソフトの「Recoverit – 強力な SDカード復元ソフト」の利用がお勧めです。手軽さと快適さ、及びその性能の良さから注目されているソフトです。
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