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削除したAndroidのデータを復元させる条件
アンドロイド端末のファイルを誤って削除した場合の対策として、Googleドライブを利用してオンラインストレージにバックアップをすることができます。ただし、一部のアプリが自動生成するデータはオンラインストレージに保存されない場合があります。撮影して間もない動画や写真などであれば、バックアップを取っていない場合もあります。
実はアンドロイド端末でファイルを削除してもデータが完全に消去されるわけではありません。削除後に別のデータが上書きされていなければ、データの内容はストレージに残されています。専用のソフトウェアを利用すれば、消去したデータを取り出すことができる場合があります。もしも誤ってAndroidのファイルを削除してしまった場合、Windowsパソコンに専用のソフトウェアをインストールすればデータを復元できる可能性があります。アンドロイド端末単体でデータを復元することはできません。
「iSkysoft Toolbox for Android」の特徴
アンドロイドのスマートフォンやタブレット端末で誤って消去してしまったファイルのデータを取り出すためのパソコン用ソフトウェアが販売されていますが、ほとんどは端末をRoot化させる必要があります。端末によってはRoot化が失敗することもあり、作業に失敗するとOSが起動しなくなる場合があります。さらにAndroid端末をRoot化させてしまうとメーカーの補償範囲外になり、アンドロイド端末が正常に動作しなくなる恐れがあります。
これに対して「iSkysoft Toolbox–Androidデータ復元」を利用すればAndroid端末をRoot化しなくても、簡単に削除したデータを取り出してパソコンや端末内のマイクロSDカードなどに保存することができます。
「iSkysoft Toolbox–Androidデータ復元」の操作方法は非常に簡単で、USBケーブルで接続された端末のストレージをスキャンしてから選択するだけです。スキャン後にパソコンにプレビュー画面が表示される便利な機能が付いています。
「iSkysoft Toolbox–Androidデータ復元」はWindowsXP以降のパソコンであれば使用可能で、10年以上前に発売された32bitパソコンでも使用できます。対応するAndroidのバージョンは2.1以降なので、ほぼすべての端末で利用可能です。
ソフトを起動し、「Android 2.3またはそれ以前」、「Android3.0-4.1」、「Android4.2-5.2」「Android6.0またはそれ以降」の項目の中から、お使いのバージョンをクリックして、操作に従いUSBデバッグを有効にします。
パソコンのiSkysoft Toolbox–Androidデータ復元のウインドウに取り出したいデータの選択画面が表示されます。ここで復元したい種類(形式)をチェックして、画面右下のボタンをクリックして次に進みます。
「標準モード」と「高級モード」の2種類のスキャンモードを選択できます。標準モードでは、基本的にデバイスの削除されたファイルをスキャンすることが実行されます。
端末のスキャンが終了すると、ファイル名の一覧が表示されます。一覧の中から復元したいものを選んで右下のボタンをクリックして次に進むと、保存先を指定するための画面が表示されます。
「iSkysoft Toolbox–Androidデータ復元」はパソコンにインストールして、USB接続されたアンドロイド端末のデータを復元させるためのソフトウェアです。アンドロイド端末をRoot化させなくても手軽に削除したファイルを復元させることが可能であることです。
渡辺純子
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