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Androidをルート化すると、デバイスを完全にコントロールできるようになるという最高の権限を得ることになります。多くのAndroidユーザーがデバイスをルート化するかしないかで迷っています。ルート化をすると確実に良いことがあり、たくさんのオプションが提供されますが、コインには二面あるのと同様、ルート化によるリスクも考慮する必要があります。
ルート化はすべての人にとって良いというものではありません。リスクが利益を越してしまうこともあり、デバイスに何をしてしまったのだろうと後悔するかもしれません。ここでなぜルート化しない方が良いかの理由をご紹介します。
ルート化の途中、失敗してしまう可能性があり、デバイスの文鎮につながることがあります。永久的な文鎮ではありませんが、手強いことになるでしょう。
皆が知っているとおり、多くの製造業社はハードウェアやソフトウェアの変更(ルート化を含む)による問題の責任はとらないため、デバイスのルート化、特にカスタムROMの書き込みは、保証を無効にします。そして最悪の点は、初期設定にリセットしたとしても、デバイスが以前ルート化されていたかを知ることができる点です。
ルート化した後は、最高の権限を得ることができますが、それと同時に、ルートアクセスに失敗すると、セキュリティの大きな問題となりえます。それは望まないアクセスやデータリーク、マルウェアなどが簡単にデバイスに入り込めるからです。
ルート化は未だギークのすることで、ルート化に関連する用語を覚えたり、ルートツールを扱ったりする必要があります。アプリをインストールするのと同じだと考えるような、経験のあるAndroidユーザーには朝飯前です。しかし、初心者にとってはとても難しく感じるかもしれません。
これはルート化プロセスに慣れていない初心者に起こることが多いですが、 ルート化の最中、ミスをしてしまい、気づかないのです。デバイスの作動が異常になり、初心者には複雑な新しいROMの書き込みを行わなければなりません。
デバイスをルート化したあと、ソフトウェアが変更され、OEMからの最新アップデートをインストールできなくなることがあります。 アップデートに成功してもルート化を解除しなければならないことがあり、もう一度リスクをおかして、デバイスをルートすることになります。
ルート化について脅かしているわけでも、ルート化は使えなくリスクばかりだと教えているわけでもありません。ただ、すべての良いものには相当の犠牲があり、最後に決めるのはあなた自身だということを知っておいてほしいのです。ぜひ、行動を起こす前にこれらのルート化のリスクを考慮してください。そしてAndroid生活を楽しんでください。
田中摩子
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